アウトライン・ミリタリーType1940(BLACK 60秒表示)Cal.TY2705|Military Type1940(BLACK 60) hand-winding

Ref.YK20251-60
在庫状態 : 在庫有り
¥50,600(税込)
数量

型番:Ref.YK20251-60
素材:(ケース)316Lステンレススチール、(ベルト・日本製)牛革
サイズ:ケース径38mm、ケース厚11.10mm
防水性:5気圧防水(日常生活防水)
駆動方式:手巻き(Cal.TY2705 /17石/毎時2万1600振動(日差±50秒)/最大巻き上げ時35時間パワーリザーブ)/秒針停止なし
機能:スモールセコンド
希望小売価格:50,600円(組み立て:日本)
保証期間:1年間

SPECIFICATIONS
Ref.YK20251-60|mechanical movement(CALIBER TY2705)/316L stainless steel case/[Case diameter]38mm/[Thickness]11.10mm/[Power reserve]35 hours, hand-winding/[Jewels]17/[Frequency]21,600bph/[Water resistance]5ATM/¥50,600

ドイツ空軍の爆撃機ナビゲーター用に開発された通称“Bウオッチ”から着想を得た特徴的な基本デザイン

1940年代の軍用時計を当時と同じ手巻きムーヴメントで再現したミリタリーType1940。ラインナップする2種類のうちのドイツ空軍タイプに新たに加わったブラック文字盤です。既存のグリーングラデーション文字盤のモダンな雰囲気とは違い、スモールセコンドも大きく主張の強いデザインを取り入れるなど、軍用らしさを高めた作りとなっています。

文字盤上にある時間を表す数字は本来であれば1から12までのアラビア数字が大きく表示されていますが、これの場合は05〜55までの秒表示が大きくデザインされています。これは第2次世界大戦中に、ドイツ空軍の爆撃機のナビゲーター用に開発されて実際に使われていた通称“Bウオッチ(下の写真参照)”に採用されていたデザインをモチーフにしたものです。

ちなみに左がA.ランゲ&ゾーネ、右がラコによって製造されたBウオッチです。イギリス軍のダーティダースと同じく、軍の規定に基づいて製造されていたため、A.ランゲ&ゾーネ、ラコ、ストーヴァ、ヴェンペに加えて、スイスのメーカーでは唯一IWCが製造を担っていましたが、その見た目はほとんど同じでした。
本来Bウオッチの場合は、上のオリジナルの写真を見てもわかるように、センターセコンド(秒針が時分針と同軸にあるタイプのこと)仕様です。ただ今回アウトラインでは、イギリス軍タイプと同じシーガル社の手巻きムーヴメントを使用していることもあり、スモールセコンド仕様にアレンジ。スモセコも前作よりも大きくして軍用らしさを強調しました。

機械式ムーヴメントメーカーの“シーガル”社とは

搭載する手巻きムーヴメントはシーガル社製です。中国・天津市に拠点を構え、1955年創業と70年近い歴史をもつ機械式ムーヴメントの専業メーカーです。そのためヨーロッパの多くの時計メーカーに採用され、みなさんがよくご存じのアメリカの人気時計メーカーもよく使うほどの実績があります。

その一方で、1940年代にブライトリングのクロノマットなどに搭載されたスイス・ヴィーナス社のCal.175をベースにした2カウンターの手巻きクロノグラフムーヴメントを現在も製造しているなど日本の時計愛好家の間でもよく知られる存在です。これは1966年にヴィーナス社が倒産した後、Cal.175の製造機械ごと同社が購入、今日までずっと製造を続けているというものです。

“ミリタリーType1940”の六つのこだわり!

1)ドーム型プラスチック風防で古典的な雰囲気を強調

1940年代の雰囲気を再現するために、風防ガラスには当時と同じようにアクリルガラスを採用。しかも、少しふっくらと盛り上がった形のドーム型とすることでグッと古典的な雰囲気を強調しています。

2)軍用らしさを強めるステップベゼル

ベゼルは軍用時計らしく、少し無骨さを出すために階段状に段差をつけたステップベゼルとしました。また、多少メリハリが付くようにと上段のみ鏡面仕上げを施すなど2種類の仕上げを採用しています。

3)段差を設けて立体的に仕上げる

既存おグリーングラデーションタイプ同様に大きめよりも大きめのスモールセコンドを採用。さらに細かな同心円状の装飾を施し、文字盤の面よりも若干下げて単調にならないよう配慮しました。

4)軍用識別標識の刻印のような雰囲気の裏ブタ

ネジ込み式の裏ブタには防水表示や素材などのスペックの一部を刻印し、1940年代当時の軍用時計に見られた軍用識別標識の刻印のような雰囲気に仕上げています。

5)スーパールミノバで夜間の視認性を確保

アラビア数字のスーパールミノバ蓄光には古っぽく感じるよう色を加えているため光は弱くなっています(写真は撮影用に強い光を与えているため光っていますが、一般的な光ではここまで光りません)。時分針と文字盤外周の15分ごとの目盛りについてはある程度の長い時間、明るいところで着用するか、強い光を20分以上当てると暗所でも光ります。

6)ファッションとの相性抜群のデザインとサイズ感

実際に着けるとこんな感じです。ミリタリー系のデザインはクラシカルで落ち着いた雰囲気のためファッションとの相性は抜群です。そのためビジネスシーンでもジャケットスタイルならバッチリ決まります。サイズも38mm径に厚さも約11mmと細身の日本人の手首にもすんなり納まるなど着けやすさもポイントです。

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【OUTLINE(アウトライン)について】
時計ブランド“アウトライン(OUTLINE)”は、「POWER Watch」「LowBEAT」そして「TIME Gear」と数々の時計専門誌を手がけている菊地吉正が、数多くの時計に長年接してきた経験を生かし、ファッショナブルで長年愛用できる時計にこだわって作りたいと、自らが立ち上げたブランドです。
アンティークウオッチそのものズバリではないですが、機械式腕時計の黄金期だった、1940〜60年代の雰囲気を大切にし、その時代のテイストを日常使いで楽しんでもらえるものを提供したいという思いから、「概略・あらすじ」といった意味合いの “アウトライン(OUTLINE)”というブランド名を付けました。大人の男性でも安っぽくなく安心して着けられて、しかもファッション的にもいい感じで決まる。そんな時計を小ロットでこぢんまりと展開しています。

About OUTLINE
The watch brand “OUTLINE” has been created by Yoshimasa Kikuchi, who has worked on numerous watch magazines such as “POWER Watch”, “LowBEAT”, and “TIME Gear”. The brand was launched by Kikuchi himself to create fashionable watches that can be used for many years.
Although not an antique watch itself, the brand was created with the intention of cherishing the atmosphere of the 1940’s to 1960’s, the golden age of mechanical watches, and to provide something that people can enjoy the taste of that era in their daily use. The brand name “OUTLINE” means “outline or synopsis. We are developing such watches in small lots in a small way.