見取り図 リリー／芸人
1984年6月2日、岡山県出身。2006年にNSC大阪校に入学。盛山晋太郎と出会って07年に漫才コンビ見取り図を結成。14年には「THE MANZAI」認定漫才師に輝き、18年から20年には連続で「M-1グランプリ」ファイナリストの座に。短大で美術の教員免許も取得しているほか、自身のファッションブランドも運営するなどアートに造詣が深いことでも知られている。
リリーさん愛用の時計はロレックスのエクスプローラーⅠだ。時計は常にしていないと気分が落ち着かない。
「この時計は買って１年くらい経ちますね。番組で相方の盛山が時計店でパネライを買うっていう企画があったんですけど、相方が買うか迷っている間に僕がロレックスを買っているっていうボケで（笑）。でも、衝動買いしたわけじゃないんです。ずっと買おうと思っていたんですけど、たまたまこのタイミングで買ったら面白いんじゃないかなって。相方も引いてましたけどね（笑）。腕にしていると気分が上がるし、家でも常に見えるところに置いておいて、たまに眺めてカッコいいなってひとりで満足していたりします。時計って仕事に対するモチベーションとか、自分の中のテンションを上げるツールですよね」
取材にはもう１本ロレックスを持参してくれた。ゴールドコンビのデイトジャストで、お父さんから受け継いだ形見だという。
「父は小学５年生のときに亡くなってしまって、その後は中学校にずっとこの時計をしていきましたけど、いま考えると中学生がゴールドコンビのロレックスってすごいですよね（笑）。当時は僕も友だちもこの時計の価値がわかってなかったから、誰にも気にされませんでしたけど。父は当時としてはかなりおしゃれな人で、服もいろんなのを持っていましたね。時計もほとんど売っちゃったけど、生前は20本くらい持っていたんじゃないかな。兄もＧＭＴマスターを形見にもらっていましたからね。時計が好きになったのは父の影響もあったと思います」
次に狙っているのはやはり3大ブランドだ。
「パテック フィリップのノーチラスが欲しいですね。ヴァシュロン・コンスタンタンの激シブな時計も気になります。定価ですぐに買えるものならいっちゃいたいけど、いまの市場価格でしかも数年待ちって言われると躊躇します。果たして数年後にも同じ時計が欲しいかどうかなんてわからないじゃないですか。デイトナのアイスブルー文字盤も気になるけど、ちょっと高すぎますよね。かまいたちの山内さんは、ノーチラスとかプレミアムな時計をいっぱい持ってるんですよ。どうやって手に入れているのかって思うんですけど、あの人は時計業界に強力なコネを持っているに違いない（笑）」
さらにはアンティークにも興味があるというから、時計熱はかなり高い。
「野生爆弾のくっきーさんとアンティーク時計のお店に行きましたけど、やっぱりカッコいいですね。そこでは古いロレックスのプレシジョンを買いました。ビームスに行ったときにはハミルトンのパルサーを見つけて買ったし、モダンデザインの時計も全然好きですしね。ハマっちゃうといよいよキリがなくなっちゃうけど、個人的にはまだまだ面白い時計を集めていきたいですね」