最高級の腕時計作りにこだわるスイスの独立系ブランド、パルミジャーニ・フルリエの超希少ユニークピースに新色モデルが加わる。5本のミニッツリピーターからなる“レ・ローズ・カレ”シリーズの“グラン・フーコレクション”に、イエローとブラウンのグランフーエナメルで彩られた“ロサ アルバ”と“ロサ コスミカ”が新登場した。
グラン・フーコレクション“ロサ アルバ”／“ロサ コスミカ”
■WG（42mm径）。10m防水。手巻き（Cal.PF355）。60万スイスフラン（参考価格）※両モデル共通
2023年に、パルミジャーニ・フルリエはオートオルロジュリーの創造と、マニュファクチュールの専門知識の頂点となる、5本のユニークピースコレクションの作成に取り組んだ。これらのタイムピースは、ミニッツリピーター機能を搭載し、ムーヴメントは精緻な彫刻とエナメルの装飾で仕上げられている。この装飾を手がけた“黄金の手”と呼ばれる職人たちは、ミシェル・パルミジャーニがその腕を認め、今ではファミリーとなった選りすぐりのチームだ。パルミジャーニ・フルリエの最上級の基準に則ってつくられていて、機構としてもメティエダールとしても市場におけるもっとも高度な規格に適合している。
エナメル文字盤は職人の手で作られており、グレイン仕上げの表面を演出するために、その上にエナメルが重ねられ、ボリュームとパターンのコントラストを生み出す。時計のミドルケース、ベゼル、ケースバックには彫刻師によってエングレービングが施されており、“ローズ・カレ（四角い薔薇）”のモチーフが整然と配置されている。彫刻によって生み出されるのは、視覚的にダイヤモンドを思わせる印象的な光の効果だ。これらのユニークピースのひとつひとつが、時計師ミシェル・パルミジャーニが大切にする“ラ・ローズ・カレ”モチーフの彫刻と、エナメル加工のケースバックを組み合わせ、ケースの内側から響く調和のとれた音響を保証するのだ。
42mmのホワイトゴールド製ケースはムーヴメントを囲むように設計され、オートオルロジュリーの最高峰の装飾と仕上げが施されている。ハンターケースバックのカバーと荒く削られた文字盤は、ブルーのグラン・フーエナメルで覆われており、ミドルケースにも、エナメルダイアルの下にもスペースをつくれるように特殊な設計になっている。
時計として咲き誇る花の内側には、カテドラルゴングを備えた手巻きミニッツリピーターのキャリバー“PF355”を搭載。。ミニッツリピーター機構は、作動時に時刻が設定されることを防ぐ安全機構を備え、時、１５分、分をなめらかに鳴らす。カテドラルゴングの響きには特にこだわっており、澱みなく音が通るように背面と中央部が空洞になっている。この構造は、時計の美観と同じく、最高峰の上質な音を実現するために考慮されたものだ。
ブリッジの形状や輪郭のくり抜き、オープンワークの大きさや範囲はもちろん、曲線と反曲線、調和のとれた湾曲、面取りの深さ、114箇所ある内角と外角など細部の細部までこだわり、すべて手作業で行われている。職人の偉業が結集したパルミジャーニ・フルリエの傑作の参考価格は驚きの60万スイスフラン（約9700万円）となっている。
【問い合わせ先】
パルミジャーニ・フルリエ
TEL：03-5413-5745
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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