新素材の研究を進めるオーデマ ピゲは、マニュファクチュール初となるブラックセラミックケースを採用したロイヤル オーク ミニッツリピーター スーパーソヌリの新作2モデル、さらにハイテク素材を組み合わせたロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シンの新作モデルを発表した。
【オーデマ ピゲ“新素材を採用した新作モデル”の画像を見る】
ロイヤル オーク ミニッツリピーター スーパーソヌリは、オーデマ ピゲが誇る複雑な技術性とデザインディテールを融合。酸化ジルコンパウダーとバインダーで構成されたセラミックに、マニュファクチュールのトレードマークでもあるサテンブラッシュとポリッシュ面取りを組み合わせた仕上げを施し、素材のニュアンスを美しく引き出している。ムーヴメントは特許を保持するマニュファクチュール最新の手巻きミニッツリピーター“キャリバー2953”を搭載。セラミックの限られた音響伝導性にもかかわらず、2015年に登場したスーパーソヌリ テクノロジーによる優れた音響効果を発揮する。ケースバックにある音波のモチーフは、優れた音響効果へのトリビュートとして彫り込まれたものだ。
あわせて発表された新作ロイヤル オーク"ジャンボ"エクストラ シンは、ベゼル、ケースバックフレーム、ベルトのリンクに独自開発したバルクメタリックガラス(BMG)を初めて導入したコレクションだ。1960年代に発見されたバルクメタリックガラスは数百種類存在し、精密電子工学やゴルフなどで使われていたが、オーデマ ピゲはパラジウムベースのオリジナルメタリックガラスを共同にて開発。時計製造の分野でコレクションにパラジウムベースのメタリックガラスが採用した初めてのモデルとなった。
バルクメタリックガラスのために製造工程(素材を溶解して型に流し込んでプレ形状を出し、急速冷却することで堅牢性と弾力性を含む優れた特性を維持。型から出した後にパーツを最終形状に加工)を独自開発したが、一度に製造できる数量が限られ、希少性が高い。ベゼル、ケースバックフレーム、ブレスレットのリンクに使われるこのバルクメタリックガラスはミラーポリッシュに仕上げることで、チタン製のケース、ブレスレットとの力強いコントラストが強調されている。
ムーヴメントは、開発に5年を要し2022年に投入されたキャリバー7121を搭載。新たな構造とより大きなバレルにより従前のキャリバーよりエネルギーが増大し、より長時間にわたり高い精度を維持することを可能とした。今回発表された三つのモデルは、コレクションの特徴的デザインと最先端素材の組み合わせが特徴となっており、“Seek Beyond.(時計の先へ。想像の先へ)”という理念を推し進めるオーデマ ピゲの姿勢が顕著に表れたタイムピースとなっている。
【問い合わせ先】
オーデマ ピゲ ジャパン
TEL.03-6830-0000
関連ニュースをチェック!
文◎Watch LIFE NEWS編集部
【そのほかのニュースもチェック!】
■【オーデマ ピゲの新定番】欲しくても買えない“CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ”に待望のステンレスモデルが登場
■【文字盤は本物のターコイズ!】オーデマ ピゲ は4・5月も怒涛の新作ラッシュ