第3週目の日曜日ということで今回は毎月恒例の「ロレックス相場定点チェック」をお届けしたい。
7月の定点チェックでは「インバウンド需要が回復傾向にあるいま、ロレックスの実勢価格への影響は?」と題して、並行輸入店の話として「現在の需要を牽引しているのは、香港、台湾、そして東南アジアが中心で、中国人ユーザーは含まれていない」ということをお伝えした。
つまり、インバウンド自体はかなり回復しているものの販売面ではコロナ以前にはまだ戻っていないということだった。しかし、この状況はもしかすると今後変わるのかもしれない。それは去る8月10日に、日本を含む78カ国を対象とした中国人の団体旅行を解禁すると中国政府が発表したからだ。
ただ、これについての報道を見ていても、中国経済そのものがコロナ前の2019年とは明らかに違うと報じられるなど、中国人ユーザーの来訪が日本のロレックス相場を押し上げたかつての勢いが今回もあるのかというと、まだ未知数だ。
さて本題。次ページに掲載したここ1カ月間の相場の動きを見てみるとわかるが、11モデル中で上がったのはミルガウス、ディープシー、そしてデイトジャストの3銘柄のみでそれ以外は下がったか変わらずといった状況だった。ただ、変動したモデルであってもそのほとんどは1〜2万円と小幅に留まる。つまり、先月とほとんど変わらないと言ってもいいぐらいだ。
なかでもエアキングとエクスプローラーについては半年以上も変動幅もかなり少なく相場の安定度はバツグンに高い。その意味では狙い目と言えるのかもしれない!
>>>次ページ「主要11モデルの週刊ロレックス相場(8月18日更新)」