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【機械式5万円前後】9000番最上位機を搭載するブルー系古典顔3モデル|OUTLINEニュース no.83

気温もだいぶ上がりいよいよジャケットなしでYシャツ1枚でも充分な季節がやってきた。そして同時にジャケットなどアウターに隠れがちだった手首もこれからは露出するため、腕時計もちょっとしたファッションのアクセサリーとして効果を発揮する季節となる。そこで今回は、アウトラインのラインナップより、この季節のファッションにさりげない差し色として効果的なブルー系文字盤を3タイプ紹介したいと思う。

左からセコンドセッティング、369ブルースペシャル、コンプレダイバー1960

ちなみに、3モデルともシチズン傘下のムーヴメントメーカー、ミヨタの最上位機である9000系自動巻きムーヴメントを搭載している。

■セコンドセッティング|Ref.YK20222-2BL

Ref.YK20222-2BL(ブルー)。SS(38mm径)。10気圧防水。自動巻き(日本製Cal.MIYOTA9039/秒針停止機能搭載)。限定150本。5万5000円

1929年にパイロット向け腕時計として製品化された、通称“ウィームス・セコンドセッティングウオッチ”と呼ばれる航空時計。その第2世代機である40年代頃のロンジンをベースに再現。

最大の特徴は60秒表示目盛りが付いた双方向回転ベゼルと、計測時にベゼルが動いてしまうのを防止するためのロック機構が装備されており、それを操作するための大きめのボタン(4時位置)と時刻調整などを行う通常リューズ(3時位置)の二つを装備した仕様になっている点。

ベゼルをロックするための止め金具は当時メーカーによって様々あったが、本品はイギリス空軍に納入されたロンジン製に採用されていたものに倣い、両サイドの二つの爪が2カ所で噛み合うしっかりとした構造を再現している。

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■コンプレダイバー1960|Ref.YK18001-2

Ref.YK18001-2(ネイビー)。SS(40mm径。10気圧防水。自動巻き(日本製Cal.MIYOTA9015/秒針停止機能搭載)。限定150本。4万9500円

1960年代に開発され、当時ジャガー・ルクルトやロンジンなど名だたるスイスの高級時計メーカーからリリースされていた通称“コンプレッサーダイバー”がモチーフ。

これはケースメーカーのEPSA社が1955年に特許を取得したコンプレッサーケースを採用した潜水用時計で、ケースにかかる水圧を利用して、水深が増すごとに密閉度を高めるというもの。EPSA社はこれをスイスの各時計メーカーに供給。それによって多くのメーカーでもダイバーズウオッチの製造が可能になったという当時としては画期的な汎用防水ケースだった。

潜水時間を計測するために必要な回転式スケールを風防ガラスの内側に設けている点もこのケース最大の特徴、2時位置のボタンで操作するとうスタイルなど細かなディテールを、当時の雰囲気を大切にしながら再現している。

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