ノースゲイト ウォッチズはオランダ、アムステルダムに2021年に生まれた新興の時計ブランドである。創業者のウィレム ・カマーマン氏は様々な時計プロジェクトの開発者、デザイナー、アドバイザーとして活動してきた人物であり、14年には受注生産によって時計を製作するビスポークウオッチの専門メーカーを立ち上げた実績をもつ。
そんな同氏が、オランダで新たな時計ブランドを立ち上げるに際して考えたのは、フェルメールやゴッホなど世界的芸術家を多く輩出し、現代建築の世界においても著名なオランダならではの美的センスを取り入れた時計を製作するということだった。特徴的なのがトレンドを取り入れつつ、繊細で個性的な魅力を感じさせるカラーリングだろう。
フラッグシップコレクションであるクラブシリーズは、1970年代に生まれ現在でも高い人気を誇るデザインである“ラグジュアリースポーツ”スタイルのケースを採用したモデルだが、ラグスポスタイルのデザインに加えて目を引くのがその発色のいい文字盤だ。現在時計業界においてトレンドとなっているカラー文字盤を採用し、ラグジュアリースポーツテイストのデザインに程よい遊び心をプラスしている。
今回、注目したのは、このクラブ40にラインナップされた最新カラーモデル。ポップなカラーリングは踏襲しながらも、大人っぽい雰囲気を纏っているのが非常に印象的だ。“セージ グリーン”はトレンドのグリーン系に当たるが、繊細で清潔感のある色合い特徴。ジャケットスタイルはもちろん、半袖を着る際にも活躍してくれそうなデザインが魅力的だ。
もうひとつの“インペリアル パープル”は、インパクトの強い印象があるパープル系のカラーでありつつ、上品で落ち着いたトーンに仕上げているのが特徴だ。文字盤には中央から放射状に筋目を加えたサンレイ仕上げが採用されており、光の当たり方で、文字盤の外側に向かって繊細なグラデーションを生み出す(セージグリーンもサンレイ仕上げだが明るい色合いなのでグラデーション感はほとんど感じない)。
印象的なデザインであるためどうしてもカラー文字盤に注目してしまうが、存在感を主張しつつ着け心地の良いケースも魅力のひとつだ。ケースサイズ40㎜でありながら、厚さを7mmと比較的スリムな造形にしたことですっきりとした印象を感じさせる。手首が細い男性や、女性のユーザーでもストレスを感じることなく着けられるのではないだろうか。今回登場したクラブ40の新色とは別に“ クラブ34”のステンレススチールモデルにも“セージ グリーン”、“エメラルド グリーン”、“ユマ イエロー”の新色三つが追加されているため、気になった人はノースゲイトの公式サイトをチェックしていただきたい。
NORTHGATE WATCHES(ノースゲイト ウォッチズ)
ノースゲイト ラグジュアリースポーツ クラブ 40
洗練された雰囲気とトレンド感を兼ね備えた“セージ グリーン”、個性を主張しつつ上品な雰囲気を醸す“インペリアル パープル”、魅力的なカラーリングで大人の遊び心を体現したを最新モデル。“ラグジュアリースポーツ”スタイルのデザインとトレンド感のあるカラーリングのコンビネーションが魅力的だ。ネジ込み式リューズを採用し、10気圧防水を実現。また、暗闇などでもはっきりと時間が視認できるようにスイス製のスーパールミノバをアプライドインデックスと、ダイヤモンドカットを施した立体感のある針に塗布しているため視認性もしっかり確保されている。
ノースゲイト ラグジュアリースポーツ クラブ 40(セージ グリーン)
■SS(40mm径)。10気圧防水。クォーツ(スイスロンダ製、10年パワーリザーブ)。6万500円
ノースゲイト ラグジュアリースポーツ クラブ 40(インペリアル パープル)
■SS(40mm径)。10気圧防水。クォーツ(スイスロンダ製、10年パワーリザーブ)。6万500円
【問い合わせ先】
フューチュラマトレーディングス
info@futuramatradings.jp
※メールでの問い合わせ
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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