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【チューダー新作速報】マスター クロノメーター認定を取得、バーガンディベゼルを採用した“ブラックベイ”最新モデル

 2023年のチューダーは、1954年に発売されたブランド初のダイバーズウオッチを現代的にブラッシュアップした “ブラックベイ54”のほか、技術的・美的進化を特徴とするバーガンディベゼルを備えた新しい“ブラックベイ”、オパリンの風変わりな文字盤が目を引く“ブラックベイGMT”など、フラッグシップコレクションであるブラックベイのラインナップをさらに拡大。過去に敬意を表しながら未来への道を新たに切り拓いた。

 まずは、バーガンディベゼルに彩られた最新作“ブラックベイ”を紹介しよう。オリジナルのブラックベイは2012年にバーガンディベゼルを携えて初登場し、2016年にはマニュファクチュールキャリバーが搭載されたモデルだ。そして今、ブラックベイラインの美学と技術の未来を予感させる3度目の進化を遂げて戻ってきた。


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 その名もズバリ、“ブラックベイ”と名付けられたこのダイバーズウオッチは、計時および耐磁性に関する業界屈指の厳しい基準をチューダーが熟知していることを象徴する存在である。最新の“ブラックベイ”はスイス連邦計量・認定局(METAS)によるテストを受けており、最先端の時計製造技術と、70年近くにわたりプロフェッショナルのための堅牢なダイバーズウォッチを製造してきたチューダーのヘリテージに着想を得たデザイン要素を融合している。


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 “ブラックベイ”には、全面をヘアライン仕上げで統一した3列リンクのスチール製ブレスレット、またはへラインとポリッシュ、二つの仕上げを組み合わせた5列オーバル型リンクのスチール製ジュビリーブレスレットが付属し、どちらもセルフアジャストが可能のチューダー“T-fit”クラスプを備えている。工具不要の簡単な操作で、着用者自身が8mmの長さを5段階で調節することができるクラスプにはセラミックのボールベアリングが採用され、クラスプの作動に心地よい触感をもたらすのに加え、スムーズに確実に留めることができる。

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ブラックベイ
■Ref. M7941A1A0RU-0003(ジュビリーブレス)。SS(41mm径)。200m防水。自動巻き(自社製Cal. MT5602-U)。57万2000円

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ブラックベイ
■Ref. M7941A1A0RU-0001(オイスターブレス)。SS(41mm径)。200m防水。自動巻き(自社製Cal. MT5602-U)。55万8800円


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 ブラックベイには、ブラックラバーベルトの選択肢も用意されている。ベルトは3サイズ展開、さらにチューダー独自の“T-fit”クラスプが備わっており、最適な着用感のために着用者の手首のサイズに合わせてカットすることができる。内側には目を引く象徴的なスノーフレークのモチーフが採用され、本モデルのサイズにぴったり合わせられている。

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ブラックベイ
■Ref. M7941A1A0RU-0002(ラバーベルト)。SS(41mm径)。200m防水。自動巻き(自社製Cal. MT5602-U)。53万1300円


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 2012年にバーガンディベゼルを携えて初登場した初代のブラックベイは今でもチューダーの中でも最も広く知られ、ひと目でわかるアイコンモデルのひとつだ。その名前を受け継いで2023年に登場した最新作の“ブラックベイ”は、ケースは直径41mmのオリジナルのプロポーションを保ちながらも、より薄型に仕上げられている。

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 逆回転防止ベゼルの側面はグリップ感に富み、そのインサートには外周リングの輪郭に沿ったわずかにカーブした数字が表示されている。さらに、そのデザイン上のディテールは、ケースのサイズやベゼルだけに留まらない。秒針はチューダーの初期のダイバーズウオッチを彷彿とさせるロリポップ型となり、サテンブラックダイアルはかすかに放射状に広がるブラッシュド仕上げで、直射日光の下で非常に繊細な輝きを放つ。

 ブラックベイコレクションは、1950年代に製造されたチューダーのダイバーズウオッチに着想を得た文字盤を備えており、69年のカタログに掲載された”スノーフレーク”の名でコレクターに知られている特徴的な角型の針を採用。プロテクターなしのリューズ、ラグを貫通するラグ穴など、往年の名作を彷彿とさせる要素の幾つかをディテールから見出すことができるだろう。


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 最新作の“ブラックベイ”に搭載されたマニュファクチュールキャリバーMT5602-Uは、時・分・秒表示を備える。また一般的なチューダーのマニュファクチュールキャリバーの外観と雰囲気に加え、太陽をモチーフにしたデザインが、受け、ブリッジ、ローターなどにレーザーで施された。モノブロックのタングステン製ローターはオープンワーク仕様で、サンドブラスト仕上げのディテールを備える特徴的な放射状の溝がレーザーで施されている。

 堅牢性、耐久性、信頼性、そして精度を兼ね備えたこのムーヴメントの可変慣性テンプは、頑丈な両持ち式のトラバーシングブリッジに保持されている。また耐磁性シリコンバランススプリングを備えるほか、MT5602-Uは腕時計として組み上げられた状態でテストした場合、日差が5秒以内(0/+5秒)という高い基準を達成している。

 その他の特筆すべき特徴は、マニュファクチュール キャリバー MT5602-Uのパワーリザーブが、“ウィークエンドプルーフ (週末耐性)”を備えていることである。つまり、METASの認定を受けた約70時間のパワーリザーブにより、金曜日の夜に腕時計を外し、月曜日の朝に身に着けたときに再びゼンマイを巻く必要がないのだ。週末の休暇を必要としているときでも、時計はそれを必要としない。デイリーユースの高品質な実用時計として、まさに理想的なスペックを備えたモデルと言えるだろう。

 METASによるマスター クロノメーターは、包括的な認証制度として精度、耐磁性、防水性、パワーリザーブなど、機械式時計に求められる主たる機能特性を検査対象としている。その基準は精度一つとっても極めて高く、認定を得るためにはケーシングされた時計の日差が5秒以内(0、+5秒)でなければならない。

 これは、スイス公認クロノメーター(COSC)が定めるムーヴメントの状態における日差-4秒から+6秒の基準よりも5秒も厳しい上、チューダーがマニュファクチュールムーヴメント搭載の完成品に対して独自に定める日差-2秒から+4秒という基準よりも、さらに厳格な基準と言える。

 この認証制度は、1万5000ガウスの磁場環境にさらされた状態の時計の計時精度も保証する。そして、これはブランドが提唱する防水性能が国際標準化機構(ISO)の規格22810:2010に準拠していることも保証している。また、この認証を得るには、スイス製を名乗る基準を満たしていること、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定を受けたムーヴメントを搭載していること、この二つの条件を満たしている必要があることも留意しておきたい。


【問い合わせ先】
TUDOR(https://www.tudorwatch.com/ja)


 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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