セイコーはプロスペックスから、冒険家・植村直己氏が世界で初めて成し遂げた五大陸最高峰登頂の偉業を称え、メカニカルダイバーズウオッチに冒険の軌跡を表現した数量限定モデルを5月12日に発売する。
植村氏といえば"1970メカニカルダイバーズウオッチ”の愛用者として有名で、今でも中古市場でこの時計を探し求める人は多い。
4時位置の大きなリューズガードや、150mの防水性能、誤操作防止機構付きリューズ、自発光塗料を塗布した時分針やインデックスなど、冒険家にふさわしいスペックを備え、北極圏での犬ぞり紀行などにも携行された歴史的なモデルだ。
セイコー プロスペックス 1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン 植村直己 限定モデル
■Ref.SBDX057。SS(44mm径)。200m空気潜水用防水。自動巻き(Cal.8L35)。世界限定500本(うち国内150本)。35万2000円(2023年5月12日(金)発売予定)
今回の新モデルは五大陸最高峰登頂の第一歩となった“ヨーロッパ最高峰 モンブラン登頂”を称えるもので、前述の1970メカニカルダイバーズウオッチの現代版をアレンジ。
文字盤には険しい山肌の岩や氷雪を型打ち加工しており、山並みのシルエットをエッチングで際立たせている。
リューズと回転ベゼル外周のブルーは、雄大な山嶺を包み込む青い影をイメージしたもので、インデックスと針にはルミブライトが塗布され、暗闇での視認性を高めている。側面を鏡面で縁取った44mmサイズのケースに5列のブレスレットを組み合わせ、モダンかつシャープなフォルムに仕上げている。
ケースやブレスレットなどの外装は、傷に強いセイコー独自の表面加工技術“ダイヤシールド”で仕上げられており、風防には内面無反射コーティングを施している。防水性能は200mとハイレベルで、ムーヴメントは雫石高級時計工房で製造されたダイバーズ専用の自動巻きキャリバー8L35を搭載するなど、その信頼性は高い。
製造本数は世界限定500本(うち国内150本)で、価格は35万2000円。