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12月6日からいよいよ発売開始、“パックマン”で知られる名作ダイバーズの日本限定モデル【ニバダ・グレンヒェンとアンダーンの初コラボモデル

 カスタマイズウオッチの人気に火を付けた先駆的ブランドとして知られるアンダーン。1本単位でも文字盤、針、ケース、ベゼル、ストラッップまで、自分好みの時計をカスタムオーダーできるシステムが同社の特徴だが、もうひとつ注目したいのがアンティークテイストを備えたデザインの魅力。

 1940年代にチェコ軍で採用された軍用時計にインスパイアされたテラをはじめ、アンティークウオッチの名作を下敷きにしつつ、色使いや素材使いでオリジナリティーを加えたモデルを展開し、時計好きから支持を集めている。

 今回、注目したのはそんなアンダーンと、スイスで1926年に創設された老舗ブランド、ニバダ・グレンヒェンとのコラボモデルだ。ニバダはアンダーンのスタイルに、アンダーンはニバダの歴史と遺産に魅力を感じ、意気投合して実現したプロジェクトであり、今後も継続してコラボモデルを発表していく予定となっている。

 記念すべき第1弾のモデルに選ばれたのは、ニバダ・グレンヒェンが1965年に発売した“デプスマスター”。当時の時計としては破格のスペックである100気圧(およそ1000m)防水を備えた異色のモデルだが、スペックに加えて時計愛好家を魅了するアイコンとなっているのがアール・デコの影響を受けたインデックスである。

 そのユニークなフォルムから、アンティークウオッチの愛好家からは“パックマン”の通称で知られているのだ。

 本作では、この変形アラビアインデックスのスタイルからインスピレーションを得て、日本が世界に誇るレトロゲーム“パックマン”をイメージしたピクセルアートのデザインを文字盤に採用。タコ針の通称で知られる針、インデックス、文字盤の表面を80年代のゲーム画面を彷彿とさせるドットで構成し、遊び心あふれるスタイルにリデザインしている。

 大胆なアレンジを加えるとベースモデルの良さが消えてしまう危険性もあるが、オリジナルの個性が強烈なため、このモデルにそんな心配は不要だ。、デプスマスターとアンダーンの遊び心が相乗効果を発揮し、実に魅力的なモデルに仕上がっている。


【今回の実機レビューモデル】
NIVADA GRENCHEN×UNDONE
ニバダ・グレンヒェン×アンダーン

デプスマスター ピクセルアート


1965年に発表されたモデルをベースにした復刻モデル。39mmの小振りなクッションケース、アール・デコの影響を受けた個性的なインデックス、100気圧防水(1000m防水相当)と、オリジナルモデルの仕様を継承しつつ、ピクセルアートを大胆に取り入れたデザインでアンダーンらしい遊び心とオリジナリティーをプラス。

 時計はスイスにあるニバダ・グレンヒェンの工房で製作されており、60年代の異色モデルと80年代のレトロゲームのテイストが融合した、唯一無二の時計に仕上げられている。


■Ref.14105A04。SS(DLC加工/39mmサイズ)。100気圧防水(1000m防水に相当)。自動巻き(Cal.P024)。15万6200円(12月6日より発売開始)



 1960年代のダイバーズによく見られる“トロピック”と呼ばれる型押しのラバーストラップが付属。ブラックとイエローの2色から好みに合わせていずれかのストラップを選ぶことができる。

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