文字盤、針、ケース、ベゼル、ベルトなどを自分好みにカスタムオーダーできる独自のビジネスモデルにより、カスタマイズウオッチの先駆的ブランドとして支持を集めているアンダーン。アンティークの名作からエッセンスを取り入れたデザインも同社の魅力である。
今季は1940年代にチェコ軍などに供給されていたタルタルーガケースを再現した人気モデル“テラ”から二つの新作を発表している。
テラのアイコンであるタルタルーガケースを継承しつつ、ワッフル状のエンボス加工を施した文字盤、トレンド感のある色使いを取り入れることでモダンなアレンジをプラスしたデザインが最大のポイント。一般的なクッションケースとは異なり、四隅に角を備えたタルタルーガケースが存在感を主張し、個性的な文字盤と絶妙なデザインバランスを構築している。
ラグジュアリースポーツの名作を思わせるワッフルダイアルとタルタルーガケースという、ありそうでなかった組み合わせに、アンダーンらしい遊び心が光る。
【デザインのモチーフはこれ!】
写真の時計は“テラ”のアイコンとなっているタルタルーガケースのモチーフであり、デザインにインスピレーションを与えた1940年代のチェコスロバキア軍に納入されたアンティークの軍用時計。独特のクッションケースが目を引きつける。
【編集部のおすすめモデル】
UNDONE(アンダーン)
テラ サファリ
1940年代にチェコ軍などに採用されていた軍用時計などにも見られるタルタルーガケースが特徴であるテラの最新モデル。ヘアラインとポリッシュ、二つの仕上げを組み合わせることで立体的な造形を際立たせたタルタルーガケースに加え、エンボス加工を施したワッフルダイアルがデザインにアクセントを加えている。森林を思わせるモスグリーンの文字盤、同色のコーデュラナイロンを採用したベルトのコンビネーションが、ミリタリーテイストを感じさせるのも魅力的だ。
■SS(37mmサイズ)。50m防水。自動巻き(TMI NH35A/NH39 )。5万5000円