高級時計専門誌、“パワーウオッチ”にて連載中の“レディース時計インプレッション”。
新人女性編集者が、独自で選んだ気になる実機を借りてレビューする企画です。今回は、“CENTURY(センチュリー)”のクチュールをお届けします。同企画、前回の記事はこちらです。
》レディース時計インプレッション第4回
CENTURY(センチュリー)
クチュール
■Ref.832.7.S.12X.12.KQJ。SS(24.5mm径)。10気圧防水。クォーツ。36万3000円
1966年創業と長い歴史を誇るセンチュリー。世紀を超えて輝き続ける時計を作りたいという思いから、10段階あるモース硬度のうち9に相当するサファイアをケースに採用したのが、サファイアウオッチ誕生の瞬間です。
ちなみにケースは、一本一本スイスの熟練の職人が手作業でカッティングを施しています。
お借りしたクチュールは、ブリリアントカットやエメラルドカットのモチーフからインスピレーションを受けて誕生した、ブランドのエントリーモデル。
女性の手首に映える、ピンクカラーのベルトを採用しています。
ケース径は25mm以下と小振りながら、多面カットされたサファイアケースが存在感を放ちます。
そこにベルトのピンクカラーと文字盤のホワイトマザーオブパールを組み合わせ、フェミニンさを演出している点はさすが。
また横から見てフラットとなるデザインとしたカット技術も見事で、厚さも抑えられていました。
パーティーシーンのみならず、日常生活で使用しても、違和感なく手首を華やかにしてくれます。
》ラグジュアリーすぎない、上品な輝き
マザーオブパールの文字盤や、インデックスのダイヤモンドなど、女性らしさを引き立ててくれる装飾がポイント。さらに多面カットされたケースはギラギラとした印象はなく、派手すぎない上品な輝きを放ちます。
》着けてみました!
ケース径24.5mmと小振りですが、サファイアケースの割合が多いためか、実寸よりひと回り大きく見えました。またサファイアをふんだんに使用しているため重量が気になりましたが、着けてみると想像以上に軽く、ストレスを感じさせない着け心地が魅力的でした。
文◎松本由紀(編集部)/写真◎笠井修
【問い合わせ先】
センチュリー 銀座ブティック
TEL.03-6278-8975