A.太陽系の彼方から地球に飛来した隕石を使った文字盤のこと
写真はロレックス、デイトナのメテオライト文字盤。2002年に登場以降、根強い人気を誇っている人気モデルだ
文字盤に使われているメテオライトとは小惑星が何百万年も前に爆発して地球に飛来した隕石である。いわゆる天然の地球外物質だ。主に鉄とニッケルでできており、数百年ごとに摂氏数度ずつ冷やされて形成、次第にニッケルが結晶化して分離し、内部にウィドマンシュテッテン構造と呼ばれる特殊な模様が作られる。
このウィドマンシュテッテン構造が作り出す美しい網目模様は、地球では再現することができない。この希少性と神秘性からメテオライトは注目された。
そのためこれまでは、メテオライトを文字盤に採用したものは数百万円ほどと高額な場合が多かったが、近年では10万円台〜で入手ができるようになった。
文◎松本由紀(編集部)
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