A.ケースサイド、もしくは文字盤のインナーリングの6時位置に刻印されている
ロレックスに限ったことではないが、製品には管理上の固有番号であるシリアルナンバーが付く。
以前同企画のQ24で取り上げた、仕様を示すレファレンスナンバーと違い、製品一つひとつに必ず刻印され、その番号はひとつとして同じものがない。
ケースサイドに刻印されたシリアルナンバー。Zからはじまっているため、これは2006年に製造された個体というのがわかる(写真は画像を加工して下4桁を消しています)
シリアルナンバーの刻印場所にはケースの6時側、ブレスレットを外したところにあったが、2004年頃に文字盤のインナーリングの6時位置にも刻印されはじめ、2010年頃には後者のみになったと言われている。
そのため現行モデルは、わざわざブレスレットを外さなくてもナンバーが確認できるようになっている。
ちなみにシリアルナンバーはアルファベットと数字を組み合わせた、特定の法則によって振り分けられている。
ナンバーを見ればおおよその製造年を知ることができたのだが、2010年以降からは数字とアルファベットがランダムに組み合わされるようになったため、そこから製造年を知ることは難しくなった。
【画像】1989〜2010年における各年のシリアルナンバーリスト
文◎松本由紀(編集部)
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