付け換えるだけでガラッと雰囲気が変わる時計ベルト。購入したときに付属する純正のベルトも良いけれど、使っていくうちにどうしても劣化してしまう。
今回は日本屈指の歴史を誇る時計ベルトメーカーの“BAMBI(バンビ)”が手がける編集部注目のアイテムを厳選。ぜひチェックしてみてほしい。
》業界初の防水ベルトに薄型モデルが登場
Brand 01−プレミアムクロコ 薄型玉符モデル
■(メンズサイズ)Ref.BWP0011。ベルトの取り付け幅は18、19、20mmの3サイズ。各2万9700円。(レディースサイズ)Ref.BWP0010。ベルトの取り付け幅は12、13、14、15mmの4サイズ。各2万8600円。ともにクロコダイル。ベルトカラーはブラック、ブラウン、ダークブラウン、ネイビー、ワインの各5色
業界初の防水クロコダイルレザーを使用したプレミアムクロコ。素材のなめし、染色加脂の工程で防水効果のある保護剤を皮革そのものに含浸させ、汗や水という皮革製品最大の弱点を克服。高級感を損なうことなく防水性を高めた、革新的なベルトなのだ。
厚みはわずか2.2mmと、快適な着け心地を提供。薄型の時計やアンティークウオッチにちょうど良い薄さだ。またクロコダイル革でもごく一部分である玉符(たまふ)のみを使用している。
》ブランド牛革を使用したオンリーワンの1本
Brand 02−グレディア 松阪レザーキリコスター
■Ref.ZCA004。型押し牛革。ベルトの取り付け幅は10、12、14、16、18、20mmの6サイズ。ベルトカラーはブラック、ネイビー、ワインの3色。各8800円
良質な松阪牛革を使用した趣のあるデザイン。比較的手頃な価格で購入ができるため、付け換えを楽しみつつ使用することができる。また、尾錠はシルバーかゴールドの2色からそれぞれ選ぶことができ、自身の時計に合わせて組み合わせることが可能だ。
グレディア 松阪レザーキリコスターはシーンを問わず着用できるシックな3色で展開。いずれも秋冬らしい、落ち着いたカラーのためこれからのシーズンにもマッチ。袖口をシックに彩ってくれるだろう。
また着けるだけで手首に上品な印象を与えてくれる、細かい型押しが最大の特徴。使用していくうちにできてしまう傷が目立ちにくいメリットもある。普段使いにぴったりのためひとつは所持しておきたいところだ。
》弓カン製作に対応する国内唯一のブレスレットブランド
Brand 03−ラジェンヌ
■(左から)Ref.LSB1001、Ref.LSB1003、Ref.LSB1004、Ref.LSB1005(スモールカバータイプの品番には“-1”、ハーフカバータイプの品番には“-2”が付く)。SS(SUS316L)。ベルトの取り付け幅は20mmサイズ。各5万5000円(弓カン製作費、ベルト本体幅切削費は別途見積もり、製作できない形状もあり)
ステンレスのなかでも、耐食性、耐酸性、また金属アレルギーを起こしにくい特徴があるSUS316Lを使用。注目のポイントは、国内で唯一、弓カンを個別に製作するオプションを提供している点。弓カン部分はそれぞれの時計に合わせた専用設計となっている場合が多いが、ラジェンヌでは各時計のケースの形状やサイズに合わせて、弓カンを一つひとつ手作りしてくれるのだ。
》2タイプのバックルから選べる全8種の展開
全面サテン仕上げを施したスポーティな3連ブレスや“H”形ブロックなど、4タイプのブレスレットで展開。各コマは一般的なピン留め構造ではなく、裏面で繋がったブリッジ構造を採用している。
加えて、バックルは長さ調節が可能なハーフカバータイプと、スマートな装いを演出してくれるスモールカバータイプの、二つの異なるタイプから選べる。またどちらのバックルも爪を傷めない、プッシュ式を採用。
》時計に合わせた異なる弓カン
ラグの間にはめ込んでケースとブレスをつなぐパーツを弓カンと呼ぶ。ラジェンヌでは写真のように異なるケース形状でも、それに合わせて弓カンを製作してくれる。またベルト本体の幅も18mm、19mmであれば切削が可能。ただ、ラグが極端に短いものや特殊な形状の場合は弓カンの加工ができない場合もあるため事前に確認が必要だ。
》表面に傷がつきやすいチタンにもコーティングできる
Brand 04−オスカー 超硬質メッキメタルベルト
■(上段ステンレスモデル、左から)Ref.OSB1255H、Ref.OSB1256H、Ref.OSB1257H、Ref.OSB1258H。SS(SUS316L)。ベルトの取り付け幅は20mmサイズ。各2万2000円。(下段チタンモデル、左から)Ref.OTB1248H、Ref.OTB1251H(ほかRef.OTB1249H、Ref.OTB1250Hの2モデル)。TI。ベルトの取り付け幅は20、22mmの2サイズ。各2万7500円(OTB1248H(20mm)とOTB1249H(22mm)は同デザインの幅違い、OTB1250H(20mm)とOTB1251H(22mm)は同デザインの幅違い)
一般的なステンレススチールの硬度(ビッカース硬度)はおよそHv200と言われているが、超硬質メッキメタルベルトでは、ブレスにセラミックと同程度であるHv1200もの超硬質IPメッキ加工を施すことに成功。チタンへの加工も可能とした。
》チタンに施せるほかステンレスモデルはより透明感を演出
ステンレスで4種類、チタンで4種類の計8種類で登場。ステンレスモデルは元より明るい透明感のあるシルバーカラーを放つほか、チタンモデルは、よりステンレススチールの色合いに近づけて製作。ステンレススチールの時計に少々合わせづらいという、黒に近いグレーの色味であるチタンの難点を解決。機能性とデザイン性の両方を追求している。
》接合部が特殊な時計にも合う対応パーツが付属
通常のラグと違いブレスの接合部が特殊な凹形の場合にエンドピースがフィットするよう、3連ブレスタイプには10mm幅の凹対応パーツが付属する。
文◎松本由紀(編集部)/写真◎笠井修
【問い合わせ先】
バンビ
TEL.03-5688-0112
https://www.bambi.jp