1865年、スイスのル・ロックルで創業した“ゼニス”は、創業160周年を記念し、伝説的ムーブメントを搭載した新コレクション“G.F.J.”を発表した。
モデル名の“G.F.J.”はGeorges Favre-Jacot(ジョルジュ・ファーブル=ジャコ)のイニシャルにちなんで名付けられた。なめらかでスリムでエレガントな“G.F.J.”は、天文台によるクロノメーターコンクールの黄金時代に最多の賞に輝いた伝説的なキャリバー135を元に、オリジナルのサイズ、外観、構造を踏襲した新バージョンのムーヴメントを搭載している。
ZENITH(ゼニス)
G.F.J.
■Ref.40.1865.0135/51.C200。PT(39.15mm径)。5気圧防水。手巻き(キャリバー135)。695万2000円
新作の“G.F.J.”は1950年代のエッセンスを捉え、ヴィンテージのエレガンスとモダンなアクセントを軽やかに融合している。搭載されているキャリバー135は、ブザンソンの天文台で開催されるクロノメトリーコンクールのために40年台に特別に開発されたムーヴメントを甦らせたものだ。
スレンダーでエレガントな39mmのプラチナ製ラウンドケースは、段差の付いたベゼルと曲線的なラグを特徴としており、薄型のシルエットと彫刻的なラインは、ブラッシュ仕上げとポリッシュ仕上げの絶妙な組み合わせにより優美に引き立てている。
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サファイアガラス風防の内側には、“G.F.J.”のがあしらわれたブルー文字盤がレイアウトされている。文字盤は三つのパートで構成されており、 文字盤を囲むリングには、“ブリック”ギョーシェ模様とファセットカットのホワイトゴールド製アワーマーカーがあしらわれ、ミニッツトラックとしてホワイトゴールド製ビーズ40個が手作業で繊細にセットされた。
中央部分はディープブルーのラピスラズリで作られており、この石に含まれるパイライトがゴールドの煌めきによって星空を想起させる。石の質感はひとつひとつ異なるため、文字盤はいずれも1点ものだ。
6時位置に配置されたオーバーサイズのスモールセコンドはマザー・オブ・パールを素材に採用。文字盤に配された時、分、秒針は、いずれも細身のバトン型に仕上げられ、素材にはホワイトゴールドが採用されている。
伝説的な“キャリバー135”を現代的に再設計
キャリバー135は、ブザンソンの天文台で開催されるクロノメトリーコンクールのために1940年台に特別に開発されたムーヴメントだ。
“135”という名称は、キャリバーの直径の13リーニュ(30mmに相当。ヌーシャテル天文台コンクールの腕時計部門で許されている最大サイズ)と、厚さの5mmにちなんだもので、49年から62年まで、市販モデル(135)と天文台のクロノメーター試験のために作られた“O”バージョン(135-O)という二つの異なるバージョンで製造された。ヌーシャテル天文台の腕時計部門において50年から54年まで5年連続で1位を獲得するという快挙を成し遂げている。
今回発表された“G.F.J.”には、時計師カリ・ヴティライネン氏とオークションハウス フィリップスの特別コラボレーションにより、キャリバー135-Oに、最高レベルの修復と装飾が施したムーヴメントが採用された。
単なる歴史的キャリバーの復刻にはとどまらず、可能な限り最新の技術と素材を取り入れており、オフセットのセンターホイールを採用することで大型テンプを収めるスペースを確保し、精度と安定性を向上。50年代版のパワーリザーブが40時間であったのに対し、今回は72時間のパワーリザーブを実現している。
また、新しい輪列は歯型のジオメトリが最適化されて効率が向上し、2.5Hzで動作するテンプは制御スクリューとブレゲ式ヒゲゼンマイを搭載。135-Oを象徴するダブルアロー形の調速機構が精密な調整を可能にし、さらに秒単位で時刻を設定できる秒針停止機構が追加された。テンプの軸はスプリング式の受石によって保護されています。ムーブメントは日差+/-2秒以内に調整され、COSCにより精度の認定を取得している。
控えめでありながら洗練された装飾は、キャリバー135の卓越した歴史を物語る。ブリッジに施された“ブリック”ギョーシェ仕上げは、赤と白のレンガと、ジョルジュ・ファーブル=ジャコのイニシャル“G.F.J.”が目を引くゼニス マニュファクチュールの特徴的なファサードから着想を得たもの。香箱にはサーキュラーサテン仕上げ、丸穴車にはブラックポリッシュ仕上げが施され、存在感のある宝石が上質な趣を添えている。
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【問い合わせ先】
LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス
TEL.03-3575-5861
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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