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Chrono24に聞いた。世界で一番売れているのはどの型番なのか? 売れ筋トップ20|菊地吉正の【ロレックス通信 No.294】

先週に引き続きロレックス人気ランキングをお届けする。前回は2024年における年間取引高はどのモデルが大きいのか、そのトップ10をお届けした(関連記事参照)。2回目の今回はさらに細かくして、いったいどのレファレンス(型番)が一番売れているのかについて20位までを紹介する。この情報を提供してくれたのも前回と同様にChrono24(クロノ24)である。

まずは、前回ご覧になられていない方のために、いま一度Chrono24について触れておきたい。

ドイツ・カールスルーエに本拠を構え、月刊900万人以上が利用するというまさに世界最大の高級時計のECサイトである。そのためランキングデータ自体は日本ではなくグローバル。加えて、同サイトでは新品も中古も販売されているため、ランキングには旧型のレファレンスも含まれている。

では、そんなトップ20の顔ぶれとはどんなモデルなのか、早速見ていくことにしよう。

1位 Datejust 41 Ref.126334
2位 Datejust 41 Ref.126300
3位 GMT-Master II Ref.126710BLNR
4位 Submariner Date Ref.126610LN
5位 Datejust 36 Ref.126234
6位 GMT-Master II Ref.126710BLRO
7位 Daytona Ref.116500LN(旧型)
8位 GMT-Master II Ref.16710(旧型)
9位 Submariner Ref.124060
10位 Oyster Perpetual 41 Ref.124300
11位 Submariner Date Ref.126610lv
12位 Datejust 41 Ref.126333
13位 Datejust 36 Ref.16233(旧型)
14位 Submariner Date Ref.116610LV
15位 Submariner Date Ref.16610(旧型)
16位 Explorer II Ref.16570(旧型)
17位 Oyster Perpetual 36 Ref.126000
18位 Milgauss Ref.116400GV(旧型)
19位 Daytona Ref.116520(旧型)
20位 GMT-Master II Ref.116710LN(旧型)

【画像】時計の写真とともにランキングをチェック!

1位と2位はともにデイトジャスト。1位はホワイトゴールドとステンレスのコンビで2位はオールステンレスタイプである。両者ともに41mmタイプの現行品がトップを占めた。そして3位に入ったのはGMTマスター II 。ただ、日本であれば圧倒的に青赤のペプシベゼルなのだろうが、Chrono24だと黒青ツートンベゼルの通称バットマンがランクインと、日本人からするとちょっと意外な結果だった。

このGMTマスター II だが3位に加えて6位に現行の青赤ペプシベゼルタイプ、そして8位と20位にはその旧型がランクインしており、グローバル市場ではけっこう人気が高いことがうかがえる。日本と違って時差は身近のものということなのかもしれないが。

そんなGMTマスターよりもランキング自体は低いものの旧型も含めて五つのレファレンスがランクインするなど数では優っているのがサブマリーナーである。そして驚くことにデイトジャスト、GMTマスター II 、このサブマリーナーの3コレクションだけでランキングに挙げた20型中の14型。つまり70%を占めているのだ。

それだけ突出して幅広い層に支持が高い人気のコレクションということが言える。日本だけだとわからない、なかなか興味深い結果だ。

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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