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オメガ(OMEGA)“ダイナミック”【90年代の隠れた名作を発掘】軍用時計を彷彿とさせる文字盤に注目【ポストヴィンテージ傑作選01】

アンティークウオッチの次の世代の価値ある時計として、1970~90年代の30年間に生産されたモデルが“ポストヴィンテージ”ウオッチとして注目されている。本記事では90年代に登場したオメガのダイナミックにフォーカスしてみる。

1970年代、機械式腕時計産業はスイスフランの高騰とクォーツショックの影響で、徐々に衰退していった。

再び機械式腕時計に光明が差すのは80年代以降のことだ。これに対して当時の時計メーカーは、大きく三つの方向性を盛り込んでみせた。ひとつがデザイン要素としての打ち出し、もうひとつが機械そのものの打ち出し、そして最後がレトロ的なアイテムとしての打ち出しである。

OMEGA_DINAMIC

■Ref.5200.50。SS(36mm径)。自動巻き(ETAベースCal.1108)。1990年代製。参考商品

OMEGA
ダイナミック

今回フォーカスするオメガのダイナミックは、まさしく三つ目に挙げた“レトロ的な打ち出し”によるモデルと言えるだろう。ブラック文字盤に大振りなアラビアインデックスを組み合わせた文字盤デザインは、かつての軍用時計を彷彿とさせる。

 

【画像】90年代の秀作、オメガ“ダイナミック”を別アングルで見る

なおこのモデルは、ダイナミックの3代目にあたり、2代目までは近未来テイストを打ち出した奇抜なデザインが特徴だった。このことからも、当時オメガが機械式黄金期といわれた頃のデザインを意識してプロダクトを開発していたことがわかる。

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■Ref.TOOL-107。GP×SS(40mmサイズ)。自動巻き(Cal.752)。1970年代製。参考商品

68年に登場したオメガのダイナミック。写真のモデルは70年代の初期仕様。オーバルケースを採用した近未来的なデザインだった。当時、ファッションウオッチの先駆者として人気を博した。84年に登場した2代目もこのテイストを受け継いだが、3代目で大きく刷新した。

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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