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【国産腕時計初の“サテライトアワー機構”搭載モデル】大塚ローテック“5号改”の抽選販売が決定、実機展⽰イベントも開催

厚生労働大臣が定める卓越した技能者(現代の名工)に選出された片山次朗氏が率いる時計ブランド“大塚ローテック”は、2024年11⽉にスイス最⼤の時計博物館である国際時計博物館の収蔵品となった“5号改”の抽選販売予定を発表。25年2⽉より原宿での実機展⽰を実施後、25年3月1日18時より公式ECサイトでの抽選販売が行われる予定だ。

OTSUKALOTEC_5号改

■SS(40.5mm径)。日常生活防水。自動巻き(Cal.MIYOTA90S5+自社製サテライトアワーモジュール)。74万8000円

ŌTSUKA LŌTEC(大塚ローテック)
5号改

このたび一般抽選販売予定が発表された5号改は、衛星のように動く数字盤と、固定された目盛りが組み合わさって時間を刻むサテライトアワーウォッチ。2012年に発売された5号のデザイン要素を継承。ケースは5号をベースにリファインしたものだ。

もともとサテライトアワー機構は、視覚的制約から文字盤上部に時分表示を集約したナイトクロック用の機構だが、5号改は、現代の腕時計における視覚的制約、つまりジャケットの袖口で時計の文字盤の一部が隠れることに対し、時分表示を文字盤右側に集約してバランスを整えた。

 

【画像】大塚ローテック“5号改”を別アングルから見る


サテライトアワーの立体感を表現するため、ボックス形のサファイアクリスタル風防は高さのあるものを用い、ケースの縁を最大限まで下げた。7.6mmのケース厚に対し、ボックスサファイアクリスタルの高さは4.6mmである。そしてサファイアクリスタルの中に納まる“分の目盛りのプレート”、“時ディスク”などの部品はそれぞれ影ができるよう設計している。

OTSUKALOTEC_casesideまた、静的なサテライトアワー機構を引き立てるため、メカの動きをしっかり見えるように工夫を凝らしているのも特徴だ。まず時ディスクは、8時位置のボールベアリングローラーに直接当たることで、1時間に二度、ジャンピングアワーのように瞬時に切り替わる。5時位置の秒ディスクは、時ディスクの位置に関係なく常時動いている様子が確認できる。

ムーヴメントは、MIYOTA製自動巻きキャリバーに自社製サテライトアワーモジュールが搭載したもの。サテライトアワー機構特有のバックラッシュを防ぐために、時ディスクを動かす減速歯車を二枚重ねにしている。


MinebeaMitsumi

なお、”時ディスク”の円滑な切り替えには⾼剛性のボールベアリングが不可⽋であり、超精密加⼯技術をもつ部品メーカー“ミネベアミツミ”により、本作のために新設計の極⼩ボールベアリング“DDL-008(外径2.50mm、内径1.00mm、幅 0.80mm)”と世界最⼩ボールベアリング“DDL-004(外径1.50mm、内径0.50mm、幅 0.65mm)”が採用されている。

実機展示と抽選販売の詳細は下に記載するが、興味のある方はあわせて公式サイトの確認もおすすめする。価格は74万8000円。

 

【画像】サテライトアワー機構を別アングルから見る


【展示概要】
ŌTSUKA LŌTEC No.5 KAI Exhibition in Harajuku
■場所:WITH HARAJUKU 1F エントランス(東京都渋谷区神宮前1丁目14番30号)
■期間:2025年2月6日(木)~12日(水)
■時間:10:00~19:50 (最終日は19:00閉場)
■入場料:無料

【第1回抽選販売概要】
■日時:2025年3月1日(土)・18:00 ~ 23:00
■場所:ŌTSUKA LŌTEC公式ECサイト
■URL:https://otsukalotec.base.shop/

 

【問い合わせ先】
大塚ローテック
https://otsuka-lotec.com/

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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