今年の新作時計を価格帯別にまとめて紹介する連載企画、“買いの時計“総まとめ。前回の記事のテーマは海外ブランドの10万円台のモデルだったが、今回は国産ブランドの同価格帯のモデルをクローズアップ。
豊富な新作が名を連ねるなか、今回は“国産4大ブランド”とも称されるセイコー、シチズン、カシオ、オリエントスターから厳選したおすすめモデルをピックアップしている。いずれも老舗国産メーカーの技術力が結集された良質時計のため、自身の好みに合うモデルを見つけてみてほしい。
【画像】国産4大メーカーから厳選!10万円台の国産ブランド“買いの時計“まとめ
【2024年“買いの時計“総まとめ!〈10万円台・国産ブランド編〉①】
セイコー プレザージュ
クラシックシリーズ SARJ007:素色(しろいろ)
日本の伝統的な工芸品や衣服が備える“用の美”に着想を得て、色彩や素材、質感などの美しさを表現した新シリーズ。文字盤は絹(きぬ)織物からインスパイアされており、高級感のある柔らかな絹織物の織目生糸の質感を表現している。
上画像のものは繊維そのものの色である“素色(しろいろ)”モデルで、ほかにも僧侶の衣服にも使われていた灰色がかった黒色の“墨色(すみいろ)”に加え、江戸時代に流行した深みのある緑褐色の“仙斎茶(せんさいちゃ)”や、淡い柿色の“洗柿(あらいがき)”など個性的なカラーバリエーションがラインナップされている。
【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室
TEL.0120-061-012
【2024年“買いの時計“総まとめ!〈10万円台・国産ブランド編〉②】
シチズン
シリーズエイト890メカニカル
強い耐磁性能と防水性を兼ね備える人気コレクション、シリーズエイトに加わった新機軸。
文字盤には東京の夜景を象徴するビル群の四角い窓と、市松模様を組み合わせたシリーズエイト独自の装飾を採用。伝統的な市松模様のニュアンスを残しながら、モダンで新しいデザインを生み出した点が実におもしろく、個性的な一作だ。
ムーヴメントには、磁界を発生する機器に1cmまで近づけてもほとんどの場合性能を維持することが可能という、日本工業規格の保証をクリアした証の“第2種耐磁”を備えるCal.9051を搭載している。
【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
TEL.0120-78-4807
【2024年“買いの時計“総まとめ!〈10万円台・国産ブランド編〉③】
カシオ
オシアナス 20周年記念モデル
“Elegance, Technology”をブランドコンセプトに、先進のテクノロジーとスポーティデザインを併せもつオシアナスの20周年記念モデル。
日差しが反射して輝く海をデザインモチーフに採用。光の中で柔らかい表情を見せる海をライトブルー色で表現し文字盤に直線的なシルエットとソリッドな12面カットのベゼルが合わせられており、価格以上の雰囲気を纏っている。
カシオが誇るタフソーラーを搭載するほか、モバイルリンクを備え、アプリと連携することで約300都市のワールドタイムに対応するなど、充実の機能で実用性も抜群だ。
【問い合わせ先】
カシオ計算機 お客様相談室
TEL.0120-088925
【2024年“買いの時計“総まとめ!〈10万円台・国産ブランド編〉④】
オリエントスター
モダンスケルトン シルバー
2014年の誕生以来、国内外で人気を博すロングセラー“モダンスケルトン”の10周年記念にコレクションに加わったモデル。
ケースなどのメタリックな質感に同調するトーンを採用。これにより、9時、2時、6時位置に施されたなオープンワークと、そこから見える機械式ムーヴメントに一体感を生みだし、ムーヴメント自体を文字盤に活かす“モダンスケルトン”独特のデザインを進化させている。
搭載する自動巻きムーヴメント“F6F44”は、日差+25秒~-15秒の精度と50時間以上のパワーリザーブを備えており、文字盤とシースルーバック両側から眺められるデザインも魅力的に仕上げられている。
【問い合わせ先】
オリエントお客様相談室
TEL.042-847-3380
文◎市村信太郎(編集部)
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