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【グランドセイコーに対抗?】1960年代にシチズンが投入した高精度モデル

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


シチズンクロノメーター

後発だった日本の時計産業は、戦後、目覚ましい発展を遂げ、1960年代に入るとスイス製時計にも劣らない高精度モデルを展開するまでにいたった。
有名なのは60年にセイコーが発表したグランドセイコーで、スイス・クロノメーター優秀級の規定を満たす性能を有した。
これに続いて、62年にシチズンから登場した高精度モデルが、“シチズンクロノメーター”だ。

【商品詳細】SS(37mm径)。手巻き。1960年代製。77万円。取り扱い店/BQ 商品ページに移動

【画像:絶妙なサイズ感も魅力。着用カットを見る】

“シチクロ”の略称でも知られるこのモデルは、同社がその威信をかけ、1本1本、職人が手作業で仕上げるなど採算を度外視して製造されたといわれ、販売価格は2万8000円とグランドセイコーの2万5000円よりも高額だった。搭載する手巻きムーヴメントは、精度の要となるテンワと香箱を最大化するために専用設計されたものだ。

製品一つひとつには、厳格な社内検定をクリアしたことを証明する“合格証明書”が付属し、そこには当時の社長直筆のサインも入れられるほどに力を入れたモデルだったのだ。

 

 

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文◎LowBEAT編集部

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