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【どの“バラ”がお好き?】製造年代によって違う、チュードルのロゴマークの変遷

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


チュードル
オイスター

ロレックスでは、年代によって形状が多少異なっているものの、古くから王冠マーク(正式にはオイスターマーク)をブランドロゴとして採用してきた。これに対して、デュフュージョンブランドとして知られるチュードル(チューダー)では、どうだったか。

現在では、盾のマークがブランドロゴとして用いられているが、実は時代によって何度か変更されてきている。

公式ホームページによると、当初はシンプルに“TUDOR”名だけだったが、1936年から46年までは盾の中に薔薇をあしらった通称“盾バラ”のロゴマークが追加された。
なぜ薔薇だったかというと、ブランド名の由来でもある、エリザベス女王1世を含む歴代5人の王を輩出した名門チューダー家の紋章がずばり薔薇をモチーフにしたものだったからだ。

【商品詳細】Ref.4540。SS(34mm径)。手巻き(Cal.1520)。1940年代製。35万2000円。取り扱い店/ケアーズ丸の内店 ショップページに移動

【画像:3種類のロゴマークを見比べる】

その後、68年までロゴは“薔薇”のモチーフのみとなった。
ただ実は、この薔薇のみのロゴにもいくつか種類が存在している。一般的には小振りな通称“小バラ”だったが、なかにはインデックスの12の位置に大きく配された通称“デカバラ”も存在したのである。ちなみに市場で最も人気があるのは、存在感抜群の“デカバラ”ロゴで、相場も割高なことが多い。

そして69年になると薔薇モチーフはなくなり現在の盾をモチーフにしたデザインが採用されるようになった。
つまりアンテイークのチューダーはロゴマークを見れば、ある程度の製造年代が推測できるということであり、覚えておいて損はないだろう。

 

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文◎LowBEAT編集部

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