現在、オンタイムとムーヴの計26店舗限定で先行販売を実施しているアウトラインの最新作“GMT-1960”。今回はどの点にポイントをおいて作ったのか、加えてあまり知られていない時針単独可動式についても、スマホで簡単に撮った素人動画で恐縮だが、その動画と併せてざっと紹介させていただこうと思う。なお最後にオンタイムとムーヴ限定の2大特典についても紹介しているため、そちらも忘れずにぜひチェックしてもらいたい。
まず今作の“GMT-1960”は、その名のとおりズバリ1960年代に登場したGMTマスターの第2世代をデザインモチーフに、サイズ感や色味などあたかも当時のアンティークのような味わいにこだわってディテールを作り込んでいる点が最大のポイントである。
ベゼルに使用したアルミのインサートのしっとりとした質感といい、さらにドーム風防や37mm径の小振りなサイズ感、そしてリューズガードには先の尖った形状の通称ポインテッドクラウンガード(PCG)を再現するなど、まさに60年代当時の雰囲気がてんこ盛り。実用としてだけでなくファッションとしても十分楽しめる作りにしている。
ラインナップには黒とアイボリーの2種類の青赤ペプシベゼルタイプに加えて黒の単色ベゼルも新たに追加している。黒ベゼルは青赤ペプシ以上に古典的な雰囲気がいい感じで出ているため、ファッション的には合わせやすくかなりおすすめである。
自動巻きムーヴメントは、シチズン傘下の外販用ムーヴメントメーカー、ミヨタ製のキャリバー9075を搭載。この機械はGMTマスター II と同じ時針単独可動式のGMT機構を搭載する唯一の日本製機械式汎用ムーヴメント。しかも毎時2万8800振動という高性能機だ。
ロレックス・GMTマスター II と同じ時針単独可動式とは何が優れているの?
時針単独可動式とは、単純な話が分針はそのままに時針だけを動かすことができるという意味である(上の動画参照)。ではこれがどのような意味をもつのかというと、例えば日本から時差プラス2時間のオーストラリアに旅行したとしよう。一般的な腕時計であれば、現地の空港に着いた時に現地時刻に時計を合わせる際、リューズを使って時分針をぐるぐると2周、時計回りに回して現地時刻を設定することになる。
それが時針単独可動式の場合だと、ぐるぐると回す必要はなく、例えば到着時のシドニーの時間が昼の12時だとすればそれからプラス2時間。つまりインデックスの2時の位置まで時針だけ移動すれば設定できるというわけだ。もし渡航先がマイナス時差のエリアの場合は時針を左回りに移動すれば良い。
現在、GMTウオッチと呼ばれる機械式時計は10万円以下で様々な種類が出ているが、このGMTマスター II と同じ時針単独可動型の機能をもつGMT時計で10万円アンダーは国産メーカーものも含めて筆者が調べた限りでは現在はちょっと見当たらなかった。そういった意味では8万8000円かなりお買い得なのである。
<操作方法>
操作方法は、まずねじ込みリューズを開放して1段引きだすだけで、GMT機能の場合は時針だけが動くようになる。ちなみに通常の時刻設定のように時分針の両方を同時に動かす場合は、さらにもう1段引き出す。
現在“オンタイム”と“ムーヴ”26店舗で先行発売中。加えて同店限定となる購入者2大特典も見逃せない!
発売は12月7日(土)を予定。それに先駆けて本日よりロフトやマルイで知られる時計のセレクトショップ“オンタイム”と“ムーヴ”の計26店舗で先行発売を実施。加えてうれしい二つの購入者特典も同店限定として用意されている。
そのひとつは腕時計を陳列する際などに使用されるCリングと呼ばれるディスプレイ用の透明な時計スタンド(上の写真)を購入者にもれなくプレゼントされる。時計好きに人気のアイテムだ!
そしてもうひとつは、岡山県のアメカジ系人気ジーンズブランド“児島ジーンズ”の協力でアウトラインがオリジナル製作した初のダメージ加工付きの“クラッシュデニムベルト(上の写真)”。現在税込1万3200円で単品販売されているこのベルトを時計の価格にたったの1980円プラスするだけでセットできるといううれしいオプションも用意されている。
破格な価格もさることながらベルト自体もクラッシュ加工などヴィンテージな雰囲気が強くペプシベゼルとの色味の相性もバッチリ。ブレスとはまた違ったスタイルを楽しめる。ただ先着80本で無くなり次第終了なので気になる人はお早めに。
【アウトライン・GMT-1960】
[商品データ]
●型番:(左)Ref.YK20244-1PEBK、(中)Ref.YK20244-2PEWH、(右)Ref.YK20244-3BKBK
●素材:(ケース)316Lステンレススチール(ネジ込み式リューズ)、(ブレス)304ステンレススチール、(ドーム形風防ガラス)アクリル樹脂
●サイズ:ケース径37.0mm、ケース厚10.95mm(ドーム風防含む13.0mm)
●防水性:5気圧防水(日常生活防水)
●駆動方式:自動巻き(日本のMIYOTA製Cal.9075/24石/毎時2万8800振動(日差-10秒+30秒)/最大巻き上げ時42時間パワーリザーブ/秒針停止機能付き)
●機能:時針単独可動式GMT機能、24時間表示双方向回転ベゼル
●希望小売価格:8万8000円(組み立て:日本)
●保証期間:1年間
[【YouTubeショート動画)それぞれの写真をクリックすると着用時のショート動画が観られます!]