Artefkt Watches(アルテファクト)はブランドン・リトルによってアメリカ・ミシガン州南東部のデトロイトで設立された独立系マイクロウオッチブランドである。
工業デザインと製造業における豊かな歴史を持つデトロイト。現在は、アクセスの良さとクリエイティブ産業における最近の台頭と相まって、次世代のアメリカ時計製造のための活気あるハブとして機能しているそうだ。
アルテファクトの創設者でありデザイナーのリトルは、ジャガー・ルクルト、ゾディアック、シャイノラなど、20年以上のブランドに関わったキャリアを持つ。
時計業界で培った経験を、アウトドアと探検に対する愛に結びつけたリトルは、2年前にアルテファクトを創設。アメリカの時計製造、デザイン、クラフツマンシップを促進しつつ、 独自のコレクションを展開している。
アルテファクトというブランド名は、ラテン語で“技術によって”を意味する“Arte”と“作る”を意味する“Factum”を組み合わせており、“際立つ生き方”、“未来を切り拓く”、“行動を鼓舞する”、“コミュニティ形成”という四つの指針に基づいて運営されているそうだ。
プロダクト面で特徴的なのが素材使い。アルテファクトでは、グレード5チタンのみを使用し、優れた耐食性、軽さ、低刺激性、耐傷性、耐磁性を備えたモデルを生み出しているのだ。品質とクラフトマンシップを保つため少量生産にこだわり、同社の時計にはシリアルナンバーと製造日が刻印されている。 今回はアルテファクトより、代表作の“バルサXC ”を紹介する。
Artefkt Watches(アルテファクト)
バルサXC
バルサXCは、アクティブなライフスタイルや思いがけない冒険のために作られたモダンなスポーツウオッチ。 最高級の素材を用いて精密に作られ、着用者に究極の快適さ、視認性、正確さを供与し、スタイルだけでなく耐久性にも優れる。
文字盤にはサンレイ仕上げが施され、シンプルで見やすいデザインでありつつ、繊細な色彩、深み、反射によって豊かな表情を楽しむことができる。
ケースは 36mm、厚さ10.5mmのグレード5 チタニウム製。 長方形のフォルムに八角形のトップリングを備えたこの時計は、工業デザインにおける驚異であり、ほかにはない存在感を放っている。 ムーブメントはスイスのセリタ社製、Cal. SW200-1B(日付けなし)を搭載。ねじ込み式リューズとサファイアクリスタル風防を装備し、200m防水を備える。
バルサXCのパーツは世界中で調達されているが、デトロイトにあるアルテファクトの工房で組み立てられている。5色展開の文字盤カラーバリエーションがあり、それぞれのリファレンスには、旅や思い出からインスパイアされた独自の名前とストーリーが反映されている。
ベルトやブレスレットをシームレスに交換できる“クイックリリース・ストラップシステム”を備え、各モデルには、ケースと同じグレード5チタン製のバックルを備えたバルカナイズド・ナチュラルラバー製トゥルーフレックスベルトが付属。
一般発売の先駆けて 2024年11月18日 00:43 UTC +09:00 まで、クラウドファウンディングサイトのキックスターターでプロジェクトを実施しており、先行販売価格は1150〜1300 米ドル(17万9000円〜20万2000円)。通常販売価格は1450 〜 1650米ドル(22万6000円〜25万7000円)となっている。
》Artefkt Watches(アルテファクト)
公式サイト
https://www.artefktseven.com
文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。
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