PR:HANHART
ドイツのブラックフォレストに拠点を構える時計ブランド“ハンハルト”。1882年にヨハン・A・ハンハルトによってスイスで創業し、その後ドイツのギューテンバッハに拠点を移した同社は、軍用のストップウオッチとパイロットクロノグラフを中心に発展し、第2次世界大戦時にドイツ軍に採用されたことで確固たる地位を築き上げた。
時計好きが、ハンハルトと聞いて真っ先に思い浮かべるのは、第2次世界大戦時のドイツ海軍砲兵部隊で使われたされるワンプッシュクロノグラフ、プリムスだろう。
視認性を高めるためにプッシャー部分を赤くペイントしたリセットボタン、グリップ感を高めるコインエッジ装飾を施した回転ベゼル、夜光を塗布した大きめのアラビアインデックスなど、軍用としての機能性、実用性を考慮した傑作だ。
現在のハンハルトはブランドのアーカイブをベースにした復刻モデルから、ビジネスシーンでも付けられる3針モデルまで幅広いコレクションを展開しているが、実用性や品質を追求するミリタリーウオッチのDNAは、そのディテールにいまもしっかりと継承されている。
オンオフ活躍する新規軸“プリヴェンターHD12”
2年以上の開発期間を経てリリースされたという新作“プリヴェンターHD12”は、この原点的モデルであるプリムスのDNAを継承しつつ、現代のライフスタイルにマッチする3針に意匠をアレンジした新機軸と言えるモデルだ。
HANHART(ハンハルト)
プリヴェンターHD12
クロノグラフの名手“ハンハルト”が手掛ける3針の新作モデル。同社はこれまでにプリヴェンダー9、パイオニア ワンと、二つの3針モデルを展開しているが、本作では、インデックス、針などの意匠を取り入れつつ、両モデルよりもコンパクトなサイズ、すっきりしたデザインを採用。着用シーンを選ばずに活躍する、オールラウンドモデルに仕上げている。
【画像】ブラックとネイビーの2機種、デザインの違いを見比べる
傷が付きにくい新素材“HD12スチール”によって、実用性を高めているのも特徴だ。
【注目のポイント】ハンハルトで初採用の“HD12スチール”
まず注目したいのが ハンハルトで初となる“HD12”を採用した39mmのケース。“HD12”とは、表面硬化処理を施した特殊なステンレススチールだ。
二つのテクノロジー(炭素を拡散する工程と透明なハード・コーティング)を組み合わせることでビッカース硬度で最大1200 HV (通常の316Lスチールは約220HV)という優れた表面硬度を実現しており、耐腐食性を損なうことなく、耐傷性が格段に高められている。
大きく分厚いネジ込み式リューズも、ルーツとなる軍用クロノグラフのDNAを感じさせる魅力的なディテールだ。元々はパイロットがグローブを装着した状態でも操作しやすいように生み出されたもので、39mmケースとの対比によって存在感を主張。操作性の高さはもちろん、ギア感のある無骨な造形が男心を刺激する。
また、一般的なステンレススチールと比べ、研磨された面が明るい質感なのも印象的。外装はヘアライン仕上げをベースにした実用重視の仕上がりだが、色味がやや白色で光沢を備えているため、高級感も感じられる。
【注目のポイント】ミリタリールーツの見やすい文字盤
アラビアインデックス、外周にレイアウトされた分目盛りは、第2次世界大戦で主にドイツ軍の海軍所属パイロットが使用したとされる“417”を再現したパイオニア 417ES 1954の意匠を受け継いだもの。
大きく太いインデックスにはスーパールミノバ夜光が塗布されており、暗所でも優れた視認性を確保している。こんもりと夜光塗料を塗布したインデックスの仕上がりも満足感が高い。
ハンハルトのアイコンとも言える夜光を塗布したコブラ針も魅力的だ。古典的なコブラ針の造形に加え、分針と秒針は1950年代の軍用クロノグラフと同じく先端をカーブさせた曲げ針仕様。12時位置に旧形のブランドロゴを配置しているのも、マニア心をくすぐられるポイントだ。
【画像】ミリタリー仕様の夜光文字盤、堅牢なバックルの造形をもっと見る
【注目のポイント】装着感良好なブレスレットとレザーベルト
プリヴェンターHD12は、高品質なカーフスキンを使用したブラックレザーベルトと、HD12スチールを採用したメタルブレスレットの2モデルがラインナップされている。ケースサイズを含めて基本仕様は同じだが、見た目の印象、装着感は大きく異なる。それぞれ違った魅力を備えているので、ぜひチェックしておきたい。
Ref.792.870-6429/ネイビー
ネイビー文字盤とシルバーのブレスレットが絶妙なコンビネーションを生み出す。削り出しのコマには規則的な筋目のヘアライン仕上げが施され、カーブしたコマの造形を際立たせる。
ラグの先端部分よりも内側にブレスレットの中コマを設置しているのも注目のポイント。付け根の可動域が広く、手首とブレスレットの隙間を詰められるため、装着感も良好だ。
792.810-7010/ブラック
軍用時計に採用されていた“台座(ベルトと時計の間に挟む革のパッド)”付きのレザーベルトを採用したモデル。時計を汗から守る、金属アレルギー対策など、実用的な役割もあるが、男っぽいツール感を楽しめるのが大きな魅力だ。
柔らかい質感のレザーが手首をホールドして、快適な装着感を生み出している。
ベルト、台座ともに表側は高品質なカーフスキン、内側はアルカンターラを採用。台座は取り外し可能なため、スタンダードなレザーベルトとして使用することも可能だ。ミリタリーテイストを楽しみたいなら台座付き、ビジネスで着けるなら台座なし、二つのスタイルを使い分けできるのも魅力と言えるだろう。
【画像】普通と違う、存在感抜群の秒針や“コブラ針”を拡大して見る
【問い合わせ先】
ムラキ 時計部
TEL.03-3273-0321
ハンハルト公式サイト
https://hanhart.jp/
構成・文◎船平卓馬(編集部)
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