オランダの天文時計に特化した時計ブランド“CVDK(クリスティアン・ヴァン・デル・クラーウ)”が、創業50周年を記念したスペシャルモデルを発表した。世界で唯一となる機械式プラネタリウムを備えた時計である。
スペシャルモデル“CVDK グランド・プラネタリウム エキセントリック・マニュファクチュール”は、CVDKに携わってきて3世代によって生み出された。まず創業者であるクリスティアン・ヴァン・デル・クラーウ氏が1995年、本モデルの原点となる“CVDK ケプラー プラネタリウム・クロック”を開発。
これをダニエル氏とマリア・レインテス氏が引継ぎ、彼らのクリエイティブ開発の経験から、ディテールを追加した。さらに3世代目となる現オーナー、CEO兼マスター・ウォッチメーカー、ピム・コースラグ氏がコンパスと鉛筆で描かれたデザインを基に、技術的な専門知識と経験を駆使し、3D CADデザインに変換した。これらの製作過程はすべてCVDK社アトリエで行われている。
ブランドの“シグネチャー”とも言えるアヴェンチュリン・ガラスの文字盤と、“Klaauw(爪)”形状のラグを備えた美しいケースが目を引きつける。ケースカラーは18Kローズゴールドとプラチナの2種展開となっている。
文字盤には太陽系の8惑星(水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星)が太陽を中心とした軌道をリアルタイムで表示される。それぞれの惑星は実際の周期、天体運動を可能な限り忠実に再現し、エキセントリック(偏心)な軌道を文字盤上に描く。
心臓部となる自社開発のマニュファクチュールムーヴメントで、合計3338個という驚異的な数の歯車を使用しており、ブランド史上で最も複雑な時計となっている。パワーリザーブは約60時間を備える。販売価格は18Kローズゴールドモデル(Ref.CKGP1104)が3960万円、プラチナモデル(Ref.CKGP2204)が4180万円(それぞれ予価)。
【画像】リアルタイムで惑星観測を表示する文字盤をアップで見る
【問い合わせ先】
ノーブルスタイリング
TEL.03-6277-1600
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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