ドイツ屈指の時計ブランド“ジン”は、クラシックなドレスウオッチコレクション“フランクフルト・ファイナンシャル・シリーズ”の誕生25周年を記念する新作3モデルを発表。いずれも世界限定250本が今冬に発売される予定だ。
【画像】3針とクロノグラフで全3モデル、デザインの違いを確認する
フランクフルト経済開発局のハルトムート・シュヴェジンガー博士による提案により、ジンとの共同開発がすすめられたフランクフルト・ファイナンシャル・シリーズは、その名が示すように、東京・フランクフルト・ニューヨークという証券取引が行われる三つの大都市の時間帯を表示することをコンセプトにしたクロノグラフだ。
フランクフルト・ファイナンシャル・シリーズがデビューした1999年当時、パイロットやダイバーのための特殊ウォッチで有名なジンにとって、クラシックなドレスウオッチへの拡大は大きな決断であった。だが、高い機能性に加えて、10気圧までの耐圧性能と減圧耐性といったジンの代名詞でもある堅牢さを持ち合わせたコレクションは市場に受け入れられ、いまでは伝統的なシリーズとして定着している。
そんなフランクフルト・ファイナンシャル・シリーズの25周年を記念してリリースされたのが“6000.JUB.III”、“6099.JUB“、“6033.B”の3モデルだ。
ケース径38.5mmの“6000.JUB.III”と、ケース径41.5mmの“6099.JUB”は、どちらもサンレイ装飾が施されたシルバープレートの文字盤をシリーズで初めて採用。さらに、時分針やアプライドインデックスの縁取りに施された光沢のあるブルーもシリーズ初採用となる。全体的にクラシックでありながら、新鮮さが与えられた外観となっている。
サファイアクリスタル製のシースルーバックから見える自社製ムーヴメント“Cal.LJP L100”は、19世紀半ばに開発された洗練された複雑機構であるコラムホイール・クロノグラフを備え、ローターにはフランクフルトの摩天楼や限定番号を刻印。三つのタイムゾーンを12時間単位で表示することで、グローバル化しネットワーク化された世界経済を常に俯瞰することを可能としている。
両モデルとも、スチールブレスレットに加えてブラックカーフレザーベルトが付属。木製の特別ケースには、付属ベルト、工具、エッシェンバッハのウオッチメーカー用拡大鏡、クリーニングクロスが収められている。価格は“6000.JUB.III”が116万6000円、“6099.JUB”が123万2000円で、いずれも世界限定250本。
もうひとつの“6033.B”は、ポリッシュ仕上げの34mm径ステンレススチールケースに、繊細なサンレイ装飾を施したシルクマットのブルー文字盤を組み合わせて、クラシックでありながら現代的なデザインを実現。
12時間表示式の二つのタイムゾーン機能は、毎日の仕事で役立つだけでなく、休暇中でもホームタイムを確認することが可能。また、サファイアクリスタル製のシースルーバックからは、限定番号と証券市場で使用される“牡牛(ブル)と熊(ベア)”の刻印を施した精巧な仕上げのムーヴメントを眺めることができる。
このモデルも、木製の特別ケースに収められたセットとなっており、スチールブレスレットのほかに、ブルーカーフレザーベルトが付属。そのほかに、取扱説明書、工具、エッシェンバッハのウオッチメーカー用拡大鏡、クリーニングクロスが標準装備される。限定数は250で、価格は65万4000円だ。
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ホッタ
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文◎Watch LIFE NEWS編集部
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