ダークロジウムと言えば2016年からヨットマスターに採用され、ある意味ではヨットマスターの人気を牽引しているとも言える象徴的な文字盤である。
そんなダークロジウム文字盤だが、実は2015年に登場したオイスターパーペチュアル(以降オイパペ)のバリエーションとしてすでにラインナップされていたことをご存じだろうか。つまり、ヨットマスターよりも1年早く採用されていたというわけだ。
正直なところ当初はあまり注目されていなかったものの、翌年にヨットマスターに採用されたことで注目されるようになり人気も上昇。入荷すると即売れるという状況だったようだ。
実際、ほかの文字盤カラーと比べると、独特の雰囲気をもち落ち着いた輝きに鮮やかなブルーの分目盛りがさりげなくかっこいい。当時のオイパペにはケースのサイズバリエーションが39mm、36mm、34mm、31mmそして26mmの5サイズあったが39mmのRef.114300だけの展開だったことからも男性受けを狙って投入されたことがわかる。
そして2020年の3200系ムーヴメントへの移行に伴うリニューアルによってダークロジウム文字盤も廃番となってしまったため現在は無い。ちなみに中古市場では110万円前後で流通している。オイパペを狙っている人は選択肢のひとつに加えてみてはいかがだろうか。
【画像】オイパペとヨットマスターのダークロジウムを写真で比較!
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