イギリスで創設された日本未上陸の独立系マイクロウオッチブランド、ツーリズモ・ウォッチ・カンパニー( Turismo Watch Company )は、モータースポーツからインスピレーションを受けた時計を展開する新鋭だ。
1960年代〜1980年代にモータースポーツのスリルを味わった、クエンティン・トーマスとアンディ・グレラクによって2020年にスタートし、 創業者でもあり友人でもある二人は、美味しい料理、ワイン、少年時代を象徴するレーシングドライバーのヒーローたち、そして美しい時計への情熱を分かち合っているそうだ。
彼らが敬愛するレーシングヒーローたちは、往年の名車を操って速さを競い、勝利と絶望の分かれ目を切り抜けた。ツーリズモ・ウォッチ・カンパニーの時計は、レーシングヒーローとその愛車と同様に、スピードと耐久性そして精巧な作りにこだわってて、イギリスでデザインされ、スイスのアトリエで作られている。 今回、ツーリズモのウオッチコレクションから、二つのモデルを紹介する。
ツーリズモ・ウォッチ・カンパニー( Turismo Watch Company )
ピロテ・レーシング・クロノグラフ
ピロテ・レーシング・クロノグラフは、1967年に開催された“ル・マン”の優勝車、フォードGT40 Mk IV を讃えたモデルだ。この伝説的なマシンはダン・ガーニーとA.J.フォイトが乗り、平均時速135.5マイル(時速218キロ)で、5232 kmという驚異的な距離を走破。モーターレースの伝説を生み出して、外観と機能の理想的なバランスを備え、耐久レースの象徴となった。
ガルフカラーの文字盤はのクラシックなステアリングホイールをイメージしたもので、クルマのボディカラーにインスパイアされたパウダーブルーとオレンジのカラーが大胆かつエキサイティングな印象を与えている。
特注した時針と分針は注射器のようなフォルムで、クロノグラフ秒針とサブダイヤルの針は鮮やかなオレンジ色に仕上げられている。
ケースは直径42.5mm、厚さ12mmのステンレススチール製。スイスのロンダ製クォーツムーブメントを搭載。風防はサファイアコーティングを施したK1ミネラルガラスクリスタル製で、100m防水を備える。 NATOレーシングベルト、2色のトロピックスタイル・ラバーベルトを選択可能で、販売価格は約5万8500円。
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》ツーリズモ・ウォッチ・カンパニー(Turismo Watch Company)
公式サイト
https://turismo-watches.com
文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。
https://www.instagram.com/spherebranding/