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【ロレックス・GMTマスター II と同じ機能で7万円台】ヴィンテージ感際立つシックな黒ベゼルを37mm径で再現!|OUTLINEニュース no.174

クラウドファンディング「ウオッチメーカーズ」で先行予約を受け付け中の新型“GMT-1960”。人気のペプシベゼルももちろんいいが、筆者自身が今回の新型で思いのほか良く仕上がったと感じているのがこの黒の単色ベゼルである。

GMTマスターに黒の単色ベゼルが登場したのは第2世代(1960〜80年)からで、今回はその当時のモデルをイメージして製作した。

黒ベゼルといえば数年前まではロレックスにもラインナップしていたのが、残念ながら現在は人気のペプシベゼルに代表されるにツートンベゼルだけとなってしまった。

そんな青赤のペプシベゼルだが、実はGMTマスター II が現在のデザインになる前の2000年代は日本人からの評価はあまり高くなかった。おそらく青と赤が色的に派手に感じたのだろう。当時は圧倒的にGMTマスターといえば黒ベゼル人気だったのだ。

確かにペプシベゼルはGMTマスターのシンボルカラーであって目を引くし素直にカッコいい。そのためファッションのアイコンとしても効果的だと思う。それに比べて黒の単色ベゼルはシックで控えめではあるが、精悍かつ大人っぽくて渋い。そして何よりも日常で使うことを考えたらビジネスでもカジュアルでも着けやすい。実用を考えたらやっぱり黒ベゼルは鉄板ということだ。

今回はベゼルのインサートリング(目盛りが印字されている黒い部分)に昔ながらのアルミ素材を使用している。もちろんクラシックな雰囲気を出すためだが、これがいい感じに仕上がっているのだ。

特にこの黒ベゼルはしっとり落ち着いていて思っていた以上に時代を感じさせるレトロな雰囲気が魅力的に仕上がった。おそらくは使えば使うほどに味わいが出てくることだろう。近年の経年変化しないセラミック製インサートリングでは絶対味わえない楽しみである。

ケースサイズは37mm径でベゼル径も38mm、さらにケース厚は11mmと1960年代当時のサイズ感に近づけて製作したためかなり着けやすくできている。全体の雰囲気はもちろんサイズ感的にも日常使いにまさにもってこいなのである。

クラウドファンディング「ウオッチメーカーズ」では15%OFFで先行予約を受け付けしている。海外時間の設定というこの時計特有の機能的な面だけでいえば搭載している日本製の自動巻きCal.9075はGMTマスター II と同じ時針単独操作型GMT機能付きだ。それでいていまなら7万4800円。価格的にもかなり破格なのでぜひこの機会にご検討いただけたらうれしい。

【ウオッチメーカーズはこちら】
https://watchmakers.en-jine.com/projects/outlinegmt1960

【アウトライン GMT-1960】

【商品データ】
●型番:(左)Ref.20244-2PEWH(右)Ref.20244-3BKBK(※中央のRef.20244-1PEBKは完売しました)
●素材:(ケース)316Lステンレススチール(ネジ込み式リューズ)、(ブレス)304ステンレススチール、(ドーム形風防ガラス)アクリル樹脂
●サイズ:ケース径37.0mm、ケース厚10.95mm(ドーム風防含む13.0mm)
●防水性:5気圧防水(日常生活防水)
●駆動方式:自動巻き(日本のMIYOTA製Cal.9075/24石/毎時2万8800振動(日差-10秒+30秒)/最大巻き上げ時42時間パワーリザーブ/秒針停止機能付き)
●機能:時針単独可動式GMT機能、24時間表示双方向回転ベゼル
●希望小売価格:8万8000円(組み立て:日本)

【ウオッチメーカーズはこちら】
https://watchmakers.en-jine.com/projects/outlinegmt1960

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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