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【編集部注目のアンティーク時計】ロンジン Cal.12.68z ポインターデイト

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


ロンジン
Cal.12.68z ポインターデイト

オールドロンジンを代表するムーヴメントが、1929年から製造が開始された手巻きのCal.12.68Zである。
直径27mm、厚さ4.25mm、毎時1万8000振動というこのキャリバーは、明らかに生産性を意識したシンプルな設計となっており、それ以前のロンジン製ムーヴメントのような緻密さはない。
だが、十分な厚みを与えた部品は優れた耐久性をもたらし、さらに肝心の作りについては従来どおりだったことから調整次第で優れた精度が出るなど非凡な基礎体力を備えており、今日、アンティークの傑作ムーヴメントのひとつに数えられている。

当時ロンジンは、このCal.12.68Z(とその派生キャリバー)を基幹ムーヴメントとして位置付け、様々なモデルに搭載した。優れた性能に加えて、デザインバリエーションの豊富さもあって現在のアンティーク市場でも非常に人気が高いモデルだ。

【商品詳細】SS(33mm径)。手巻き(Cal.12.68z)。1940年代製。88万円。取り扱い店/プライベートアイズ

今回取り上げているのは、そのなかでも非常に希少な日付け表示付きのモデルである。
日付け表示といっても、今日の主流となっている“小窓式”ではなく、針によって指し示す“ポインター式”を採用。手の込んだツートン仕上げを施したクラシカルな表情が魅力となっている。

 

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文◎LowBEAT編集部
画像◎プライベートアイズ

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