オメガは“宇宙に行った初めてのオメガ”と して知られる“スピードマスター2nd（CK 2998）”のディテールを継承した新作“スピードマスター ファースト オメガ イン スペース”を発表した。10 月4 日（金）よりオメガ直営ブティックで発売を開始し、順次、正規取扱店に拡大。ブレスレットモデルから先行して発売が開始され、レザーベルトモデルは近日発売予定となっている。
“スピードマスター ファースト オメガ イン スペース”のモチーフとなった“スピードマスター2nd”は、NASA の宇宙飛行士、ウォルター・”ウォーリー”・シラーが個人用の時計として購入し、1962 年10月3日に開始された“マーキュリー計画シグマ7 ミッション”で着用。 “宇宙に行った初めてのオメガ – The First OMEGA in Space”というニックネームを得て、オメガの宇宙探査の伝統の口火を切った。
アップデートした今回のモデルには、59 年に誕生した第2世代のスタイルを踏襲した、シンメトリーなステンレススチールケースを採用。39.70mmと小振りなサイズ感もヴィンテージテイストを感じさせる。
ベゼルリングはブラックアルミニウム製で、スピードマスターには欠くことのできないタキメータースケールが刻まれ、もちろん、初期のスピードマスターの代名詞である“ドットオーバー90”も備わっている。
スピードマスター ファースト オメガ イン スペース
■Ref.310.30.40.50.06.001。SS（39.70mm径）。50m防水。手巻き（Cal. 3861マスター クロノメーター認定）。121万円（ブレスレット仕様）、116万6000円（レザーベルト仕様）
【画像】伝説のセカンドモデルを再現、アルファ針やリューズガード無しのケースをもっと見る
ヘサライト風防を彷彿とさせる形状の新しいサファイアクリスタル風防の下には、CVD によるグレーブルーの文字盤をセットした。これは60 年代に製造された“スピードマスター2nd（CK 2998）”のトーンを再現したものだ。
インデックスと時・分針のアルファ針にはアンティークウオッチの経年変化した夜光を表現したブラウンのスーパールミノヴァを塗布。中央のクロノグラフ秒針のバトン針は、転写されたマーキングとマッチするようにホワイトのニスで仕上げている。
ブランドの伝統を踏まえ、この時計には文字盤とリューズにそれぞれヴィンテージの“オメガ ロゴ”をあしらったほか、さらにケースバックには、シーホースのメダリオンをセット。“SPEEDMASTER”、“THE FIRST OMEGA IN SPACE”、“OCTOBER 3, 1962”の文字を刻印して歴史を讃えている。
ロケット技術と同様に、もちろんウォッチメイキングの技術も60 年代から劇的に進歩している。この新作のムーヴメントは、コーアクシャル マスタークロノメーター キャリバー3861を搭載。このキャリバーは、オリジナルモデルに搭載していたキャリバー321の最新進化形であるだけでなく、約50時間のパワーリザーブ、1万5000ガウスの耐磁性など、現代における最高水準の精度、性能を備えた顕著なアップグレードを遂げている。
ラインナップは全3モデルが展開される。オメガが特許を持つコンフォートリリース調整システムの付いた、“フラットリンク”のメタルブレスレットと、バックル付のブラック、もしくはブラウンのレザーベルト仕様だ。どのモデルも、LEGENDARY MOONWATCH と題したリーフレットが入った、特別仕様のボックスで発売される。
【画像】バリエーションは3モデルで展開、デザインの違いを拡大して見る
【問い合わせ先】
オメガ
TEL.0570-000087
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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