イタリアを代表する高級ブランド“ブルガリ”は、三つのチャイミングウオッチを発表。ブランドのアンバサダーであり指揮者のロレンツォ・ヴィオッティ氏とのコラボレーションとなる。
新モデルたちに搭載されるチャイムは、独創的で印象強い響きが特徴の“トライトーン”という和声的音程に基づいたもの。音楽史においては悪名高い役割を持つ音程であると言われ、“増四度”や“減五度”として知られる。本モデルでは初めて、不協和音をアコースティックウオッチに適用することで、ユニークな音色を実現した。
“オクト ローマ グランソヌリ トゥールビヨン”は、1時間および15分ごとに自動的にチャイムが鳴る4ハンマーのグランソヌリとプチソヌリを搭載。また1時間、15分、1分単位の任意の時間に繰り返し鳴らすこともできる。チャイムは精巧でありながら鮮烈な印象を与える響き。ムーヴメントには“BVV800キャリバー”を採用し、約72時間ものロングパワーリザーブを備える。
ケースやリューズにはチタン、文字盤にはサンドブラスト仕上げを施した真鍮を採用している。文字盤デザインはブラックをベースにしたシンメトリーで、10時位置にはトゥールビヨン機構を配すほか一部がオープンワーク仕様になっている。
また、透明感のある3ハンマーカリヨンの響きを搭載する“オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン”は、1時間、15分、1分単位の時間をチャイムで知らせる。ムーヴメントには、改良された“BVL428カリヨン”を採用し、15分を三つの音で知らせる。また、約75時間のロングパワーリザーブを備える。
チタン仕様のモデルに加えてピンクゴールド仕様のモデルもラインナップされており、こちらはピンクゴールド製のケースやリューズに、真鍮製の文字盤を組み合わせ。6時位置にトゥールビヨン機構を配し、9時から12時位置にかけての一部にオープンワーク仕様を取り入れた。
【画像】“悪魔の音程”の異名を持つ“トライトーン”を奏でるチャイミングウオッチ 全モデル
さらに、ケース、ベルト、文字盤にいたるまでオールブラックを基調にした“オクト フィニッシモ ミニッツリピーター カーボン”は、ブルガリのアイコニックなモデル“オクト ローマ”のフルカーボンバージョン。2トーンのミニッツリピーターキャリバー“BVL362”を搭載し、1時間、15分、1分をオンデマンドで鳴らすことができる、音楽とエンジニアリングを融合させたタイムピースだ。
カーボン製のケースに、チタン製リューズを組み合わせている。また、カーボン製の文字盤にはオープンワークを施したほか、ホワイトの秒表示インデックスを配す。
これまでのムーヴメントのなかでは、2016年にブルガリが発表した3.12mmが当時の世界最薄で、二つの音を奏でた。新作ではそれを卓越する三つのムーヴメントが登場。腕元でリサイタルが行われているかのようなタイムピースを作り上げることに成功した。
価格は全モデル要問合せとなっている。
【問い合わせ先】
ブルガリ ジャパン
TEL.0120-030-142
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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