スイスの高級時計ブランド“ゼニス”は、現代アーティストのフェリペ・パントンとの3弾目となるコラボレーションモデルを発表。100本限定で9月12日にゼニスのオンラインブティックおよびゼニス ブティック、一部正規販売店で順次発売する。
2021年に発売されたフェリペ・パントンとの初めてのコラボウオッチ“デファイ21”は即完売。サファイアケースの“デファイ21ダブルトゥールビヨン”は、チャリティーオークション“オンリーウォッチ2021”でゼニスの最高落札価格を記録した。その後、2022年にも“デファイ エクストリーム フェリペ・パントン”を発表。3弾目となる本モデルは初のトゥールビヨンを採用。“デファイ スカイライン”をキャンバスとし、フェリペ・パントンの作品の特徴を随所にあしらったデザインとなっている。
全体的に幾何学的で角ばったシルエットを採用し、ステンレススチール製のケースは八角形、ベゼルは12角形になっている。ベゼルのシャープなフォルムとポリッシュ仕上げで滑らかに仕上げた輪郭は光を集め輝く。また、これまでのコラボモデルに続き、ケースの四隅には“Felipe Pantone Tourbillon #1”を表す“FPT1”の文字を刻印。
サファイアディスクの文字盤には同心円状に広がるマイクログレービング加工を施し、パントンの作品に用いられる“モアレ”の効果を再現している。文字盤の背面にはミラーメタリック仕上げを施し、マイクログレービングとの相乗効果により、CDのような印象的な色相を生み出した。また、縁に向かって暗くなる効果をもつ“ビネットエフェクト”を施し、文字盤にレトロでノスタルジックなムードを印象づける。
6時位置に配したトゥールビヨン機構は60秒で1回転する。トゥールビヨンブリッジは、フェリペ・パントンの作品で繰り返し登場する稲妻をモチーフにした。また、トゥールビヨンケージはブリッジと四つの点を結んだ星の形になっているほか、2021年に登場した初のコラボモデルで考案されたメタリックレインボーカラーのグラデーションを立体PVD技術によって施している。
このほか、針とアップライトインデックスは、フェリペ・パントンの作品でも描かれる視覚の歪みをベースに、中央をゆがませたデザインを取り入れた。トゥールビヨン機構と合わせたレインボーカラーのグラデーションを針やインデックスにも採用。
さらに、ムーヴメントには自社製の“エル・プリメロ3630”を搭載し、約60時間のパワーリザーブを備える。ここにもアーティストの色彩感覚を反映し、星形のローターにレインボーカラーのPVD仕上げを施した。
コラボモデルは、オリジナルのウオッチボックスに収められる。ボックスの内側には虹色のパターンを施し、外箱はアーティスト独自のスタイルにデザインされている。販売価格は852万5000円。
【問い合わせ先】
LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス
TEL.03-3575-5861
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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