国産腕時計ブランド“セイコー”は、大谷翔平選手とのコラボレーションウオッチを大谷選手が北海道日本ハムファイターズに所属していた2017年に初めて発売して以来、ドジャース移籍後の2024年まで、その時々の大谷選手のユニフォームカラーをベースに展開してきた。今回は彼のキャリアとともにユニフォームカラーを回顧しながら、これまでのコラボウオッチを紹介してみたい。
懐かしすぎる、日ハム時代のカラーを採用した初コラボ
大谷翔平選手といえば、花巻東高校時代には日本球界だけでなくメジャーからも注目を置かれていた。そんな彼が初めて入団したのは北海道日本ハムファイターズだった。
当時の日ハムのユニフォームは袖部分にブラックやゴールド、ブルーをあしらったデザイン。初のコラボウオッチとして発売された“セイコー アストロン”のGPSソーラーウオッチも、ユニフォームカラーを取り入れ、文字盤にはブラック、12時位置のSEIKOロゴや8時位置付近のインジケーターにはゴールド、さらに2時位置のボタンにはブルーを採用している。秒針の先端にレッドをあしらっているのは視認性の向上にも役立っている。
さらに、大谷選手ファンにとって“レア”なのは、いまでは17番が定着した彼の背番号だが、本モデル発売当時は11番で、裏ブタのサインにも“11”の背番号入りのサインが入っていることだろう。
ビジネス向けウオッチにもコラボモデルが登場していた!
初のコラボウオッチが発売された2017年には、ビジネスマン向けの“セイコー ブライツ”シリーズからもコラボウオッチが登場した。限定1100本で発売されたコラボウオッチにも、日ハムカラーを採用している。
本モデルでは世界5エリア6局(うち日本2局)の標準電波を受信することができるソーラー電波ムーヴメント“キャリバー8B63”を搭載している。26都市のタイムゾーンに対応し、二つの異なる時刻を同時に表示できるデュアルタイム表示機能やレトログラード方式の曜日表示機能など、海外生活にも対応しやすい性能を備えている、まさにビジネスマン向けに展開している“ブライツ”シリーズならではと言える。
【画像】唯一となったセイコー ブライツシリーズのコラボモデル
日ハム時代のコラボウオッチは上記の2作にとどまり、この後2018年にロサンゼルス・エンゼルスに移籍することに。セイコーウオッチはここでサプライヤー契約を交わした。
次ページではエンゼルス移籍後のコラボウオッチについて紹介しよう。