8月2日(金)の昼12時にクラウドファンディング“ウオッチメーカーズ”で先行予約販売をスタートした最新作“2レジスタークロノ・シリーズ III ”。おかげさまで早々に多くの反響をいただき、開始3日間で早割やペア割の多くが完売した。
なかでも超早割として提供したパンダ文字盤タイプ(上の写真)においては受け付け開始わずか5分で完売と驚くほどの速さだった。パンダ顔のクロノグラフ人気のほどがうかがえる。ではなぜこの文字盤デザインが人気なのか。今回はその点に触れてみたい。
そもそもパンダ文字盤とはクロノグラフウオッチの文字盤に装備されている計測用インダイアルが黒で文字盤が白という配色のものを指す。つまり、目の周りが黒い動物のパンダの配色に似ていることからこの愛称で呼ばれるようになった。
そしてこの愛称は日本だけでなく世界的に使われている。ちなみにその反対で上の写真のようにインダイアルが白で文字盤が黒いものを逆パンダ(リバースパンダ)と呼ぶ。
もともとはインダイアルがより目立つように、メリハリを付ける目的から考えられたデザイン的な配色なんだと思う。これが後に注目されるようになったのは1965年から80年代後半まで3世代にわたって生産されたロレックスの手巻きデイトナに採用され、それを象徴する人気のデザインとなっていたからだ。つまり手巻きデイトナ人気とともにこのパンダ顔も高く評価されてきたというわけである。
デイトナの場合はインダイアルを三つ備えているため両眼と鼻にたとえて、3時、6時、9時位置の三つのインダイアルを備えたクロノグラフウオッチに対して主にこの愛称が使われていたが、現在はインダイアルが二つのものも含めて広く使われている。
さて、現在ウオッチメーカーズでは、このパンダ顔は早々に超早割・早割ともに完売となったが、逆パンダについては早割提供分はまだ数本残っている。逆パンダは引き締まった表情の加えて、デイトナのあの伝説的モデル、通称ポールニューマンに採用された“赤巻き”こと赤い分目盛りも目立っているため玄人好みの仕上がりになっている。ぜひお買い得なこの先行予約販売をご利用いただけたらと思う。
【2レジスタークロノ・シリーズ III 】
SS(37.8mm径)。3気圧防水。メカ・クォーツ(セイコーVK64)。各4万9500円
クラウドファンデイング「WATCH Makers」
https://watchmakers.en-jine.com/projects/chrono3