時計は単なる時間を知るためのツールではなく、その人の個性やライフスタイルまでもを表現する、いわば“体の一部”といってよい。特に、芸能人が愛用する腕時計は、個々のセンスや日常生活や好みなどを垣間見ることができるので、興味を持つ人も多い事だろう。
本記事では、“著名人のウオッチをウォッチ”と題して、各界の著名人や人気の芸能人たちが愛用している腕時計を紹介していく。あなたが欲しくなるような“推し時計”を見つけるヒントになるかもしれない。
さて、今回ご紹介するのはドジャースの大谷翔平選手がヌートバー選手に贈呈した腕時計だ。テレビやネットニュースでこの方をお見かけしない日はないといっていい、大谷選手。普段から“GRAND SEIKO(グランドセイコー)”を愛用していることで知られている。
そんな大谷選手が、2023年のWBC開催時ヌートバー選手に腕時計をプレゼントしたことが当時話題になった。そのモデルこそが、“エボリューション9 コレクション SLGH005”(121万円)。このモデルは、2022年度のレッドドット・デザイン賞のプロダクトデザイン部門において、最高賞である“Best of the Best”を受賞している。
“エボリューション9 コレクション SLGH005”は、製造拠点である“グランドセイコースタジオ 雫石”周辺の壮麗な白樺林をイメージした文字盤が特徴。ダイナミックな型打模様と繊細なカラーリングを施している。命を吹き込まれたかのような文字盤が美しくて、ついため息が出てしまいそうになるのだ。
【画像】大谷選手がヌートバー選手に贈呈した腕時計の細部を見る
また、メカニカルハイビートムーヴメント“キャリバー9SA5”を搭載し、毎時3万6000振動のハイビートでありながら最大巻上時には約80時間駆動する。さらに、オリジナルの水平輪列構造によって薄型になるよう工夫されているのもポイントだ。
この美しく力強い“白樺”が腕元に添えられるだけで、なんだか身が引き締まる思いがしてしまう…。雫石川の流れをイメージした裏ブタも実に美しい。筆者は、さすが日本が世界に誇る腕時計ブランドだと言いたい。
たかが腕時計ということなかれ。腕時計選びはマニアでなくても楽しめるプロセスといえるのではないだろうか。自分のスタイルに合ったモデルを見つけて、日常に彩りを加えてみては?
文◎トレンドライター sawa
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