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【ミラーダイアル風で6万円】新顔は艶感ある36mm径の小顔にほど良いヴィンテージ感|OUTLINEニュース no.151

ヴィンテージ風デザインながらほど良い光沢感がファッション性を強める

今回のOUTLINEニュースは369スペシャルのラインナップに加わった、ミラーダイアル風の新顔を取り上げたいと思う。

369スペシャルとは、通称ハニカムダイアルと呼ばれる1950年代初期の文字盤を再現し、細部にわたってアンティークの雰囲気を徹底して強めた作りで人気を博したコレクションである。

対して今回は、ロレックスが1950年代半ばから60年代半ばまでの約10年間だけ採用した表面に艶があるブラック文字盤、通称ミラーダイアル風に仕上げている点が新しい。

時計愛好家の間では初期の一時期にしか採用されなかったことからレアな仕様ということもあって珍重されており、アンティーク市場ではかなりの高額で流通する。

そして今回はこのミラーダイアル風ブラック文字盤に加えて、アプライド(立体)仕様の3・6・9アラビア数字と40年代風のくさび形インデックス、そして時分針なども文字盤に合わせてすべて鏡面仕上げに変更している。この点も既存のハニカムタイプにはない特徴といえる。

そのためパーツの一つひとつは古典的なスタイルながらもほど良い光沢感とあいまって全体的にはレトロモダンな雰囲気に仕上がっている点が大きな魅力となっているのだ。

自動巻きムーヴメントはシチズン傘下のムーヴメントメーカー、ミヨタ製のキャリバー9039。毎時2万8800振動の高性能機である。

現在、アウトライン公式サイトとオンタイムとムーヴ、そしてチックタックの店舗で販売中だ。

商品詳細及び販売(アウトライン公式サイト)
https://outlinewatches.tokyo/collection/369special

取り扱い店舗一覧(※店舗に行く際は事前に在庫の確認をお願いします)
https://outlinewatches.tokyo/shoplist

【369スペシャル・ミラーブラック】

【SPEC】
●型番:Ref.YK20233-3BK
●素材:ステンレススチール(ネジ込み式リューズ)
●サイズ:ケース径36mm、ケース厚9.9mm(ドーム風防を含めると13.9mm)
●防水性:5気圧防水
●駆動方式:自動巻き(日本製Cal.Miyota 9039 /24石/毎時2万8800振動(日差-10秒+30秒)/最大巻き上げ時42時間パワーリザーブ/秒針停止機能付き)
●希望小売価格:6万500円(組み立て:日本)
●保証期間:1年間

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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