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【ほぼ1時間で完売】漫画家“江口寿史氏”が監修した350本限定のコラボ時計。やっぱり凄かった|OUTLINEニュース no.150

江口寿史氏が監修したアウトラインとのコラボ時計「オーバータイム」。背景はそのため描き下ろした新作イラスト

今回のOUTLINEニュースは2年越しでようやく完成し、昨日開始したクラウドファンディング「ウオッチメーカーズ」においての先行予約販売は早割は5分で完売。ほぼ1時間ですべてが売り切れるほど人気を博したアウトラインの最新作“オーバータイム”について、その開発秘話も含めてみなさんに紹介したいと思う。

オーバータイムは、見出しにも書いたように漫画家の“江口寿史氏”とのコラボレーション企画である。おそらくみなさんの中にもご存じの方は多いのではないか。江口寿史氏といえば50歳代以上の年代の方なら知らない人はいないぐらいかなり著名な漫画家だ。

同時に美しい女性を描く人気イラストレーターとしての顔を持ち、近年は女性を題材にしたイラストレーション展を全国の美術館で開催し注目を浴びるなど、いまではおじさんだけでなく若い女性にもファン層を広げている。筆者も展示会に何度か足を運んだが、描かれている女性はファッションといい雰囲気や表情といい、ほんとイマどきでおしゃれ。若い女性に注目されるのも頷ける。

今回のコラボ時計“オーバータイム”を監修した漫画家の江口寿史氏。自身も1970年代から90年代の機械式時計とデジタル時計を収集する時計愛好家でもある

そんな江口氏だが、実のところなかなかの時計好きである。同氏所有の時計がたびたびインスタグラムに投稿されているのを見ていて、古めの時計にけっこうこだわりがあるのを感じていた。そこでダメもとでインスタグラムのDM経由でコラボ企画の打診をしたのがきっかけだった。

そしてなんと翌日に返事が返ってきて「いいですね、コラボ時計ぜひ作りましょう」。2022年7月7日のこと。プロジェクトがスタートしたのは実に2年前だ。

モデル名の“オーバータイム(OVERTIME)”の名付け親も江口氏。「延長戦」という意味が込められているようだが、江口寿史ファンなら、この意味深な名前に思わず「ニヤリ」とするに違いない。まさにコラボ時計の開発もいろいろな意味で延長戦の連続だった(笑)

さて、1970年代から90年代の機械式時計やデジタル時計が好きで集めているという江口氏が、今回オーバータイムのデザインモチーフに選んだのも70年代に登場したツールウオッチの傑作だ。時計好きの御仁であればすぐにピンときたのではないだろうか。

ラインナップはいちばん作りたかったと語る、当時のオリジナルには存在しなかったホワイト文字盤と、時計愛好家から“トロピカル”と呼ばれて珍重される、黒が経年変化して変色したようなブラウンの2種類。特に白文字盤については、「微妙なトーンを出すために工場と6回くらいやり取りして、色味を補正してもらった」(江口氏)と語るほど、両モデルともにかなりこだわりが凝縮された作品となっている。

オーバータイムに搭載されているのは、セイコー傘下のTMI製自動巻きムーヴメントでGMT機能を備えたキャリバーNH34。時分秒針のほかにもうひとつオレンジの矢印形GMT針を備える。

これは現在時刻が昼なのか夜なのかを判別できる24時間計としての機能に加えて、このGMT針は単独で動かすこともできる。そのため時差のある任意の都市の時刻と同じベゼル上の数字にこの針を設定することで、常に二つの国の時刻が確認できるという実用機能だ。

【画像】オーバータイムの詳細写真をもっと見る(18枚)
https://www.powerwatch.jp/2024/06/08/out_150/2/

新作イラストの直筆シリアル番号入り複製画をプレゼント

オーバータイムのために特別に描き下ろした新作イラスト。この複製画を購入者特典としてプレゼントさせていただく。何と直筆のシリアルナンバー入りである(※額縁は付属しません)

そして極めつきは、今回このオーバータイムのために特別に描き下ろしてくれた女性のイラスト。レコードジャケットサイズ(31×31cm)の複製画(上の写真)を、購入者限定でプレゼントさせていただく。何と直筆のシリアルナンバー入りで合計350枚限定のファン垂涎のプレミアム品だ。加えて時計BOXの上ブタにもこのイラストを活用している。

冒頭にも触れたが、クラウドファンディングでは完売となったが、7月5日(金)からアウトライン公式サイトと時計のセレクトショップ“チックタック”全店限定で販売されるため、ぜひチェックしてほしい!

クラウドファンディング「ウオッチメーカーズ」はこちら
https://watchmakers.en-jine.com/projects/eguchi

※完売しました。たくさんのお申し込みありがとうございます。

新作イラストを上ブタにプリントしたオリジナル時計BOX


【江口寿史×アウトライン オーバータイム商品概要】

【商品データ】
・名称:江口寿史×アウトライン オーバータイム
・型番: Ref.YK20242-EHWH(ホワイト)、Ref.YK20242-EHBW(ブラウン)
・素材:(ケース)316Lステンレススチール(ネジ込み式リューズ)、(ドーム形風防ガラス)アクリル樹脂
・サイズ:ケース径36.50mm(ベゼル径38.50mm)、ケース厚11.20mm(ドーム風防含む13.20mm)
・防水性:5︎気圧防水(日常生活防水)
・駆動方式:自動巻き(TMI製Cal.NH34/24石/毎時2万1600振動(日差-20秒+40秒)/最大巻き上げ時41時間パワーリザーブ/秒針停止機能付き)
・機能:GMT針単独可動式GMT機能
・限定本数:150本(ホワイト)、200本(ブラウン)
・定価:各6万9300円

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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