スイスの高級時計ブランド“オーデマ ピゲ”は、1960年に発売した非対称形ウオッチにインスピレーションを得た新作“リマスター02オートマティック”を発表。世界限定250本を6月1日に発売した。
2020年にスタートした“リマスター”コレクションは、その名が示す通りそれぞれの時代を象徴していたタイムピースを現代の感性で再解釈するという独自のコレクション。今回、追加された新作は、1960年に7本だけ生産された“Ref. 5159BA”よりインスピレーションを得て、歴史的なデザインと現代の技術を融合させた“リマスター02 オートマティック”だ。
特徴的な非対称の長方形ケースはシャープさが強調され、一体型のラグにまで伸びるダイナミックなスタイル。角度をつけた面取り部分が多く設けられており、視覚的なインパクトも強いデザインだ。素材には、新しい18Kゴールド合金であるサンドゴールドが採用され、ホワイトゴールドとピンクゴールドの中間のニュアンスで、暖かみを感じさせる色味を放っている。
“ナイトブルー、クラウド50”のカラーが与えられた文字盤は、サイズと形が違う12個の三角形で構成され、ガルバニック加工の枠で仕切られた。真鍮製の三角形は個別に加工し直線的なサテン仕上げが施された後、微小なパーツで真鍮のプレートに取り付けられている。
時針と分針は18Kサンドゴールド製。ガルバニック加した幾何学的なフォームと直線的なサテン仕上げの効果を最大限に生かすため、アワーマーカーとデイト表示はカットされた。また、サファイアクリスタルには、15.8°の角度がつけられ、ケースの非対称性をより強調するとともに、大きなビジュアル インパクトを生み出している。
ムーヴメントには、時・分表示やデイトなしの超薄ムーヴメント“キャリバー7129”を搭載。大きなバレルによりエネルギー量を増大させ、長期間にわたり優れた精度を保つことのできるメカニズムと、洗練された装飾を併せ持っており、その様子はサファイアケースバックから見ることが可能だ。
アリゲーター製のベルトは、文字盤に合わせたコントラストカラーのブルーが用いられ、エレガントなマット仕上げにより、時計全体の美しさに一貫性をもたらした。価格は649万円。
【問い合わせ先】
オーデマ ピゲ ジャパン
TEL.03-6830-0000
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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