“海を越え、海と生きる時計”をコンセプトとするイタリア発の腕時計ブランド“スピニカー”は、2022年の誕生以来、入荷しては即完の在庫切れを繰り返している人気シリーズ“PICCARD(ピカール)”よりスケルトン仕様の新作を発表。レギュラーモデルとTiCTAC系列限定モデルの2モデルを2024年5月17日に発売する。
【画像】メカニカルなスケルトン文字盤や分厚い風防が存在感抜群!
深海の過酷な状況下に耐えるため、厚みのある舷窓が使われている潜水艇。その姿を彷彿とさせるスーパードーム型サファイアクリスタルレンズを備えた“ピカール”に、コレクション初となるスケルトン文字盤を採用した本作。品質の確かなパーツで組み上げたという事実と、細部に至るまで妥協することなく仕上げたという職人の矜持を露わにするスケルトン仕様により、クラフツマンシップのレベルがさらに“深化”している。
スーパードーム型サファイアクリスタルレンズを通して大きく露出した文字盤の先には、審美性に優れた自動巻ムーブメント“NH70”を新たに搭載。深海に埋まる鉱石のように輝くルビーの軸受けや黄金色のテンプ、力強い地板が鎮座し、コレクションの新たな扉が開かれている。
スケルトン仕様にしたことで、フェイスデザインも一新された。新たに採用されたドット型のインデックスは、ミラー仕上げのリングで囲うことで、モチーフとなった潜水艇に通じるよりインダストリアルなテイストに。視認性に優れたロリポップ秒針を引き続き用いる一方、時針はワイドに、分針は肉抜きした後端をあしらい、より力強い印象が与えられた。
新たに刻まれた“300 fathoms(ファゾムス)”の文字は、300ファゾムス=約550mという深さまで耐えられる防水性の証しであり、コレクションの背景に存在する深海を探検したスイスの海洋学者ジャック・ピカール氏とアメリカ海軍のドン・ウォルシュ大尉へのリスペクトが込められているという。
プロフェッショナルに向けた実用的なツールウオッチであることは、ヘリウムリリースバルブを実装したことからも明白だ。100m超の深さまで潜るには、特殊な設備で体を順応させる飽和潜水を用いることになるのだが、そのとき時計内にヘリウムガスが混入すると気圧差で破損するリスクがある。そのため、ピカールには内部に入り込んだヘリウムを安全に排出するバルブが設けられている。また、深海のような暗所においても情報を正しく把握できるよう、力強く発光するスーパールミノバが採用されており、深深度での活動をサポートできる仕様となっている。
裏ブタには、ジャック・ピカールが乗船した潜水艇ベン・フランクリン“PX15”をモチーフとした限定デザインを刻印。さらに、長期保管に役立つだけでなく、そのまま観賞用ディスプレイとしても利用できるスペシャル限定ボックスも付属する。価格は2モデルとも7万7000円だ。
【問い合わせ先】
ウエニ貿易
TEL:03-5815-3277
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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