世界で初めて本物の隕石を文字盤に採用したとされるスイス高級時計ブランド“CORUM(コルム)”は、隕石落下の目撃が記録された世界最古の日(※)である4月7日に、再び隕石文字盤を採用した新作を発表した。
本作は、1986年に本物の隕石を文字盤に使用した“メテオライト”を開発したコルムが、その功績を称えて約40年ぶりに復活させたメテオライトウオッチだ。60年から続くロングセラーコレクション“アドミラル”にをベースに、ラグジュアリーなスポーツウオッチに仕上げられている。
文字盤に採用されるのは、スウェーデンで産出された40億年以上前の隕石で、“ウィドマンシュテッテン構造”と呼ばれる、細かい網目状の神秘的な模様が特徴。ニッケルが鉄から分離して結晶化することで生成されるその模様は、地球上で再現することは不可能だという。
クレーとブルーの2色で展開する文字盤には、国際信号旗をモチーフとするアイコニックなアプライドインデックスやクラシカルなスモールセコンド、そして日常使いに便利な日付表示をレイアウト。隕石の模様を活かしたシンプルな構成だ。
頑強なステンレススチールを素材に用いた厚さ10.3mmの薄型ケースと一体設計されたベルトは、ヘアラインとポリッシュの二種類の仕上げを使い分けることで立体感を付与。伝説的なヨットレースをインスピレーションの源とするアドミラルのアイコン“ヨットのナットを模した12角形のベゼル”は、エッジの効いた三面構造で、その造形美を愉しむことができる。
なお、発表は隕石の落下日にひもづけた4月7日だが、発売予定日は2024年6月14日。価格は176万円で、全国の正規販売店にて購入可能だ。
※日本の暦で貞観3年4月7日(西暦861年5月19日)に、福岡県直方市の須賀神社の境内に落下と伝わる
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文◎Watch LIFE NEWS編集部
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