スイスの時計ブランド、ルイ・エラールの“エクセレンス スモール セコンド コレクション”に二つの新作モデルが登場。ルイ・エラールに宿る大切なテーマである“オートオルロジェリーの精微な仕上げ”にフォーカスし、型押しによるギョーシェ装飾を施したアンスラサイトブラックダイアル(42mmケース)と、アンスラサイトブルーダイアル(39mmケース)だ。
エクセレンス スモール セコンド ギョーシェ
アブラハム・ルイ・ブレゲやウルバン・ヤーゲンセンといった著名な人物によって広められた、熟練と想像力をもつ職人が専用の機械を用い彫り上げる装飾方法“ギョーシェ”。ルイ・エラールはすでに2021年、“エクセレンス ギョーシェ メイン”という限定モデルにおいて、この機械で彫り上げたギョーシェ装飾をコンテンポラリーに表現した作品を発表しているが、今回は、この装飾工芸のクラシックな側面を探求しつつ、高級時計の要素を取り入れながら手の届く価格帯で発売できるよう型押しのギョーシェでの発表となった。
文字盤に美しく表現される4種類のギョーシェ装飾。中央部分には、伝統的なローズエンジンによるフリンケギョーシェの光輝くドレープ模様が、アワーサークルにはパニエ模様と一番外側のミニッツサークルのレールトラック模様が続く。6時位置にある小さなセコンドダイアルには、より暗いトーンのギョーシェ模様が施されており、これらの視覚的なインパクトは、42mmケースではアンスラサイトとブラックのトーン オン トーン、39mmケースではアンスラサイトとブルーのブレンドにより、一層強調される。
インディペンデントを貫くルイ・エラールの信念に忠実でありながら、シグネチャーであるモミの木をモチーフにした針からモノグラム入りのクラウン、そしてセリタベースの自動巻きムーヴメントまで、すべての細部が綿密に作り込まれている。アクセシブル(手の届きやすい)を実現しつつ、ラグジュアリーでタイムレスな精微な美しさをもつ高級機械式時計。これこそがルイ・エラールのコンセプトであり、今作はまさにこのコンセプトを象徴した作品なのだ。
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文◎Watch LIFE NEWS編集部
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