数年前まで、時計について何も知らなかった私。「時計に何百万もかけるなんて信じられない……」そんなことも思っていました。
しかし、高級時計に携わる仕事を通して（そして、Watch LIFE NEWS編集長菊地さんからの学びを経て笑）時計の奥深さや、それぞれの方が大切に、思いを込めて時計を所有していることを知りました。「トレンドに流されず、自分のスタイルを持ち、次世代へとつないでいくこと」はとても素敵なことです。
この連載企画では、そんな高級時計の世界に興味をもった20代の女性が、素敵な時計を身に着けているおしゃれな人々を紹介します。
本日はPR会社で働く住田夏美さんの時計を取り上げます。
住田夏美（Natsusmi Sumida）
PR会社勤務30代女性。マネージャー職。幼少期をアメリカで過ごし、現在はPR会社にて主にグローバル企業の日本での認知獲得に向けたPRを行う。「その時の心境や状況を思い出せるアイテム」としてアクセサリーを人生の節目で購入している。好きなジュエリーブランドはティファニーやルイ・ヴィトン。世界最大級の高級時計のマーケットプレイス「Chrono24」を担当してから、時計の魅力にはまる。Chrono24を見ながら時計モデルの流行りや価格を定期的にチェックすることも。
さて、そんな住田さんが着けている時計は？
「OUTLINEのアウトライン×チックタックターコイズブルーです」
素敵な時計ですね！ なぜこの時計を選んだのですか?
「結婚指輪にも取り入れるほど、1番好きな色が「ブルー」で。なかでもキレイな空や海を連想させるティファニーブルーは大好きです。
この時計に出合う前から、時計関連の仕事をしたことで時計自体には興味をもっていて、良いものが見つかったら欲しいなと思っていました。
そして、ロレックス オイスターパーペチュアルのターコイズブルーを見た時に、『これだ…私が欲しいのは…！』と思ったのですが、少し定番な感じもするし、金額的にも、いきなり購入するには勇気がいるし、もう少しほかも見てみたいなと思っていたところでした」
なるほど、ロレックスのオイスターパーペチュアルが気になっていたものの、決定打がないような状況だったのですね。
「はい。そんな時に同じくティファニーブルーの文字盤のこの時計に出合いました。もう、色味がドンピシャの好み。“女性用の時計”じゃないからこそのデザインも素敵だなと思い、気にかけるようになりました」
それはいい出合いでしたね！
「そして実は、このブランド“OUTLINE”をプロデュースしている菊地さんには時計関連のお仕事を通じて出会ったのですが、人として尊敬していますし、そういう“人との繋がり”が、この時計によりストーリーを与えてくれる気がしました」
先程「ロレックスを少し定番に感じて…」と仰ってましたが、そういうストーリーがあるブランドや時計は、「自分の時計だ」という思いを強くしてくれそうですね。
「あとは菊地さんが『ウチのオンラインSHOPでは、女性でまだ買った人はいないかもしれない』と言っていたことも、私が第1号になりたい！ という思いをかきたてました！（笑）」
それは特別感がありますね！この時計を見つけて、すぐ購入されたのですか？
「いえ、実はこの時計を目にした2023年の夏頃から“欲しい！”と思っていたのですが、そのタイミングですでに公式サイトでは在庫切れになっていて…
せっかく買うなら購入する場所にもこだわりたいタイプなので、公式サイトで購入したいなと思っていたんです」
なるほど‥！ いつ購入出来たのですか？
「そんなタイミングで、今年の2月に菊地さんと飲みに行ったときに『ちょうど1本残っているよ！』と教えていただいたんです。もう、即決で購入しました（笑）」
運命的ですね！
普段から、何かの節目でモノを購入したりするのですか？
「はい。私自身、ネックレス、ピアス、リングなどのアクセサリーは、“その時の心境や状況を思い出せるアイテム”だと思っています。高価なのでたくさん買えるものではないですが、何かしらのタイミングで購入することが多いです。そんな思いが今回この時計の購入を迷いないものにしたと思います」
素敵です！次に狙ってる時計や気になっている時計とかありますか？
「やっぱりいつかは、ロレックス オイスターパーペチュアルのターコイズブルーが欲しいかもしれないです！（笑）。でも、これは次の転機ですかね。その時がきても、アウトライン×チックタックターコイズブルーは一生の思い出の1本です」
ブルーへの思い入れを強く感じますね！
「一見、ファッションを選びそうな色ですが、どんな色味の服を着ても引き立つ色なのが気に入っています。だからブルーが好きなんですよね！（笑）」
「今日もピンクのニットを着ていますが、色合いが好みすぎてとてもうれしい気持ちになります！」
ありがとうございました！
本連載で初めて女性の時計を紹介しました。
素敵なエピソードを聞いて、私も節目のタイミングで、思い出に残る時計をゲットしたいなと改めて思いました。
引き続き、この連載と共に、皆さんの時計にまつわるストーリーを聞いていくことを楽しみにしています。
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【菊地紗瑛 （Sae Kikuchi）】
1995年生まれ。現在東京でPRコンサルタントとして働く。美容・ファッション・ラグジュアリーなどto Cからお堅めのto Bまで幅広くPRを担当するなか、高級時計に関連したクライアントを担当したことから、時計業界に興味をもつように。
海外経験から、グローバル企業のPRを担当する機会も多い。
趣味はサーフィンと週末のパーティ。座右の銘はwork hard play hard。
Instagram：@saemeroo
HP: https://lit.link/saekikuchi