【限定1本、88万円！】金と銀の2色使い、伝説の鳥を文字盤に施した手巻きクロノグラフ

2024年1月23日

ユーリイ・ガガーリンが着用した人類史上初の宇宙時計シュトゥルマンスキーより、ロシア人彫刻家によるハンドエングレービング加工を施したモデル"The Fire Bird"が誕生した。文字盤の中央に、幸福や希望の象徴として知られるロシアのおとぎ話上の伝説の鳥"The Fire Bird"をモチーフとしたデザインが施されている手巻きクロノグラフだ。手彫りのため、限定生産であり、この1本のみの製作となっている。

The Fire Bird

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ロシア伝統のハンドエングレービング技術を駆使した“The Fire Bird"。金属をキャンバスとして扱い、シンプルなノミを用いて時代を超越した美しい絵を描くハンドエングレービング（彫刻）は、芸術的な金属加工のなかでも最も古いタイプのひとつであり、ひと目見ればその技術力の高さがうかがえる。

1817年、ロシア人彫刻家イワン・ブシュエフがブラシを使用して彫刻する技術を導入し、手彫り技術を向上させた。この方法で描かれた絵は驚くべき深みと浮き彫り効果を獲得し、この時点から世界的に有名なロシアの鋼彫刻技術が始まったのだ。この新しい手法は、武器だけでなく、刃物、時計、家庭用品、女性用宝飾品などの装飾にも応用された。ロシアの巨匠たちは古典的なパターンにも改良を加え、図面にダイナミズムと構成の完全性をもたらした。この技術は今日まで受け継がれ、シュトゥルマンスキーの製品にも採用されている。