2025 年に150 周年を迎えたアメリカの老舗時計ブランド“ブローバ”。歴代の名作を現代風にアップデートした復刻モデルを展開する“アーカイブス”シリーズから、人気モデル“MIL-SHIPS(ミルシップ)”をベースにした150周年アニバーサリーモデルが発表された。
ベースとなった“MIL-SHIPS(ミルシップ)”は、1950年代に米海軍潜水実験隊(NEDU)のために開発され、プロットのみが供給された潜水士専用時計の復刻コレクションだ。
【画像】ブローバ“MIL-SHIPS”、1950年代のオリジナルモデルを見る

■Ref.98A3254。ブロンズ(41㎜経)。20気圧防水。自動巻き。14万9600円
BULOVA(ブローバ)
ミルシップ 150 周年記念アニバーサリーモデル
ブロンズケースを採用した“ミルシップ”の新作。19世紀の潜水用銅製ヘルメットを想起させるブロンズ製ケースは、優れた強度と耐久性を備えており、時が経つにつれてエイジングを楽しめるのが特徴。時が経つにつれて風格を増し、ローズゴールドにも似た温かみのあるの色味が高級時計としての美観も叶えてくれる。
従来のナイロン製NATOベルトに代わって、ナイロンとラバーを組み合わせたベルトが採用されたのも注目のポイントだ。ミリタリーテイストを醸すナイロンベルトと、耐久性と防水性に優れるラバーベルト、二つのベルトの魅力を兼ね備えているのが魅力と言える。ベルト幅が従来の16mmから18mmにサイズアップされたことで、存在感のあるブロンズケースと絶妙な調和をもたらしている。
【画像】米海軍潜水実験隊(NEDU)仕様、最新作2種を見比べる
オリジナルの“MIL-SHIPS-W-2181”は、数本の試作品が納入され、潜水部隊や海軍のUDT-21 潜水作業員チームによる厳しい実地テストや深度テストをクリアしたが、その後、別モデルの開発が進行したことで生産が見送りになった逸話をもつ。
最新作ではシリーズで初めてケースにブロンズが採用された。オリジナルモデルの規格を忠実に再現したベゼルは、水中用グローブを装着した状態でも操作でき、押し込んでからでなければ操作できない“プッシュロック式両回転トップリング”を採用している。
さらに、ケース内部に高い湿度を検知すると色が変わる、独自の“モイスチャーインジゲーター”表示を6時位置に備えている。20気圧防水仕様のため、日常的な使用で浸水する心配はないものの、遊び心をくすぐる機能として目を楽しませてくれる。なお自動巻きムーヴメントは約60時間のパワーリザーブを搭載している。
王道のミリタリーカラーであるオリーブグリーンと、海を想起させる鮮やかなネイビーブルー、2種類のカラーバリエーションで、2025 年5 月22 日に発売予定。いずれもストーリブックが付属。ケースバックには冒険心を掻き立てる19世紀の潜水用ヘルメットのモチーフが刻まれており、同モデルが持つ歴史的価値を証明している。
【画像】型違いで2モデル展開、“ミルシップ”最新作を見比べる
【問い合わせ先】
ブローバ相談室
TEL.0570-03-1390
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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