独立系スイスウオッチブランド“ジェラルド・チャールズ”から、メゾン創立25周年を記念した“マエストロ GC39 25周年モデル”が、世界限定数100本でリリースされた。
“時計界のピカソ”と称されるデザイナー、ジェラルド・チャールズ・ジェンタ氏が自身の名を冠して立ち上げた同ブランド。創業25周年というアニバーサリーイヤーを記念して製作された同モデルは、シグネチャー的作品“マエストロGC39”をベースに、現代的にアレンジしたものとなっている。

■Ref.GC39-TNPS-LSEN-RSDP-REM。TI(42×41㎜サイズ)。10気圧(100m)防水。自動巻き(Cal.4.0)。775万7750円
Gerald Charles(ジェラルド・チャールズ)
マエストロ GC39 25周年記念モデル
2005年に発表された“マエストロGC39”は、回転ディスクによる時刻表示を文字盤開口部から見せる複雑機構“スライディング・アワー”を搭載。クラシックな壁掛け時計(モントレ・ア・ギシェ)に着想を得てデザインされた。ジェンタ氏が17世紀の建築家フランチェスコ・ボッロミーニによるローマのバロック様式のモニュメントからインスパイヤされて設けたという6時位置にある凸型が、アシンメトリックなケースのシルエットをより印象強いものにしている。
【画像】“ジェラルド・チャールズ”創業25周年記念モデルを別アングルから見る
同モデルの特徴は、このアイコニックなケースと、遊び心あふれるジャンピングアワーの時刻表示に加えて、ジェンタ氏の芸術性を象徴するかのような、緻密なエングレービングが文字盤にあしらわれている点だ。
光を受けると星のように煌めく意匠は、“ジェラルド・チャールズ”独自のマルチレイスター・モチーフのギョーシェ彫りによるもの。丸みを帯びた溝を設けることで、直線的ではない反射光を放ち、独自の美しい表情を見せる。
文字盤にはブラックのミニッツトラックと、アプライドインデックスのほか、メゾン25周年のロゴがあしらわれており、中央にはマエストロがこよなく愛した、貴石ラピスラズリが輝く。
さらに標準的な“マエストロ”モデルが長方形で設計されているのに対して、同モデルのケースは正方形に近い縦横比にリデザインされている。独特のケースデザインとジャンピングアワーを備えながら、厚みが11㎜にまで抑えられている点もポイントだ。
ねじ込み式リューズ、100ⅿ防水仕様で、グレート5チタン製ケースにはポリッシュ仕上げが施されている。ブルーのクル・ド・パリ製バルカナイズドラバーベルトを備えており、多様なシーンを想定した仕様となっている。
自社製ジャンピングアワームーヴメント“Cal.4.0”を搭載。ムーヴメントの部品にはコート・ド・ジュネーブ・ストライプとペルラージュ仕上げ、歯車にはロジウムメッキが施されている。ハニカム型のデザインで装飾されたゴールドのローターにも25周年ロゴが配され、特別なタイムピースであることを証明している。
【画像】100本限定、“マエストロ GC39”を別アングルから見る
【問い合わせ先】
ジェラルド・チャールズ・ジャパン
TEL.03-5422-8087
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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