PR:YEMA
最近の時計業界のトレンドに、マイクロブランドの台頭がある。マイクロブランドとはその名のとおり小規模な時計ブランドで規模の小ささをメリットとして生かして、時計ファンからの直接フィードバックを生かした質の高いプロダクトを生み出しているのが大きな魅力である。
スイスはもちろんのこと、日本やヨーロッパの各国からお国柄を反映したブランドが台頭しているが、なかでも時計好きの間で注目を集めているのが、かつて時計王国として君臨していたフランスだ。新興ブランドの誕生に加え、近年は休眠状態となっていた老舗ブランドの復活を果たして、時計愛好家から支持を集めている。
ここでクローズアップする“YEMA(イエマ)”は、そんなフランス時計界を代表するブランドのひとつ。今回は、自社製ムーヴメント“CMM”シリーズを搭載したモデルを含め、イエマの魅力を体現する三つのモデルをセレクトして、その魅力を深掘りしていく。
【復活を果たしたフランスの古豪“イエマ”とは】
イエマは、ヘンリー・ルイ・ベルモントによってフランス・モルトーで1948年に創設された時計ブランドだ。60年代〜70年代にかけて、アイコニックなスポーツウオッチをいくつも輩出した歴史をもち、80年代以降は売却が重なって一時的に低迷期に入るが、2004年に再びフランス資本のブランドとなり新生イエマとして復活を果たした。

イエマが開発、製造を実現した、フランス国内生産の自社製マイクロータームーヴメントCal.CMM.20
イエマはここ数年の間に“Made in France”を押し進めており、モルトーの工房から半径72km以内に位置する製造メーカーとパートナーシップを組みつつ、自社製キャリバーを含めた製造の再内部化を実現。
23年にフランス国内生産の自社製マイクロータームーヴメントCal.CMM.20、24年にクロノメトリック精度の3針ムーヴメントCal.CMM.10を発表し、CMM(キャリバーマニュファクチュールモルトーの頭文字)シリーズを搭載したコレクションを拡充している。

■Ref.YMEAN24JP-AA33LS。SS(39mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.ETA7753)。日本限定500本。39万6000円
YEMA (イエマ)
ミーングラフ スーパー ジャパンリミテッドエディション
1960年に発売されたイエマの代表作“ミーングラフ”の復刻モデル。オリジナルはモータースポーツが人気を集めていた当時のアメリカ市場向けに開発されたモデルで、立体的でグラマラスなオーバルケース、ツーカウンターのインダイアル、ドーム型風防など、60年代後半ならではのアイコニックなデザインが特徴となっている。

1960年に発売された“ミーングラフ”のオリジナルモデル
“ミーングラフ”は71年に放映されたTVアニメ「ルパン三世」の第1話「ルパンは燃えているか…?!」で、レーシングドライバーに扮したルパン三世が着用(次元がゼニスを着用)していたことでも知られているが、劇中ではケースや文字盤の配置はそのままに、アニメ作者オリジナルのカラーリングにアレンジが加えられていた。本作では、アニメ仕様ではなく、当時実際に流通していたモデルのデザインが忠実に再現されている。
【画像】あのルパン三世も愛用、“ミーングラフ”を別アングルで見る
【注目ポイント1:レーシーな“ツーカウンタークロノグラフ”】
文字盤中央にクロノグラフ針、3時位置に30分積算計、9時位置にスモールセコンドを配置した二つ目クロノグラフ。独特なレーリングチャームに加えて、内側と外側、交互に目盛りを配した外周の目盛、目盛の内側にレイアウトされたアプライドインデックスなど、オリジナルモデルのデザインが細部まで継承されており、ヴィンテージテイストとレーシーな雰囲気を際立たせている。
往年の名作を再現しつつも現在の製造技術を駆使することで、質感が高められている点も注目したい。針、インデックスの堅牢な質感に加え、印象的なのが文字盤中央のレーリングチャームとチェッカーフラッグモチーフのロゴ。塗料が立体的に盛られており、光沢感、こんもりと曲面を描くフォルムが、オリジナルモデルにはない高級感を感じさせる。
【注目ポイント2:流線形のオーバルケース】
ブレスレットに向けて急角度で傾斜を設けたオーバルケースもアイコニックだ。フロントはヘアライン、サイドをポリッシュと、二つの仕上げを組み合わせることで流線形のフォルムを強調している。
一部分をケースに埋め込んだ両方向回転ベゼル、ドーム型のサファイアガラス風防も再現度が高い。現代の基準に合わせて質感をアップデートしつつ、ヴィンテージテイストを味わうことができる。
【画像】あのルパン三世も愛用、“ミーングラフ”を別アングルで見る
【問い合わせ先】
イエマジャパン
TEL.03-5875-8810