2025年に創立15周年を迎えたベルギーの高級時計ブランド“レッセンス”。ブランドにとって節目となるアニバーサリーイヤーに合わせて、新たなコレクションである“Type 7”を発表し、ブランド初となるGMT機能を搭載した新作2種をリリースした。
レッセンスは、デザインの都であるベルギー・アントワープでインダストリアルデザインを学んだベノワ・ミンティエンス氏が、2010年に創業した気鋭のブランドだ。時刻によって文字盤内の配置が変わる特異な表示形式“レッセンス・オービタル・コンベックス・システム”を特徴として、独創的な腕時計を手掛けている。
新作としてリリースされた“Type 7”は、GMT機能を搭載しているのが特徴となっており、深みのある神秘的なブルーと限定仕様のアクアマリン、二つのカラーバリエーションがラインナップされている。
■TI（41mm径）。5気圧防水。自動巻き（Cal.ROCS7）。673万2000円
RESSENCE（レッセンス）
Type 7 Night Blue
新作の最大の特徴は、従来の“レッセンス・オービタル・コンベックス・システム”にGMT表示を加えた点だ。文字盤全体が回転して分を表示し、最も大きなサブダイアルで12時間表示、最も小さなサブダイアルで秒を表示するほか、秒のサブダイアルに相対した位置に、24時間のGMT表示を備えている。エングレービングが施された文字盤全体にブルーのスーパールミノバを塗布しており、昼夜ともに高い視認性を誇る。
【画像】全2機種、“Type 7 ナイトブル”ーを別のアングルで見る
また、特徴的なのが、文字盤と風防（ガラス）の間の空間をオイルで満たしたデュアルチャンバー構造だ。通常、光は空気・ガラス・時計の文字盤のような異なる素材の間を通過する際に曲げられ、知覚を歪めてしまう。しかし、本作ではガラスと同じように屈折するオイルで空間を満たすことで、歪みと反射のない視認性を実現。文字盤がサファイアクリスタル風防に直接投影されているかのような視覚効果を実現しているのだ。
外部温度と手首の温度の影響で、これらの特殊な機構に含まれるオイルの容積は油温で変化しているが、オイル量の変化を補正し、微細な伸縮をする“自己平衡ベローズシステム”によって自動調整が行われている。同システムはムーヴメントの性能を十分に発揮できるほか、時針の下にある油温表示で、変化するオイルの容積を視覚的に示している。表示はディープブルーからグリーン、イエロー、鮮やかなレッドへと色が変化する。
ケースはグレード5チタンを採用。二つのポジションでガスケットをロック・圧縮するケースバック機構を採用し、5気圧（50ⅿ）防水を備えている。ケースの内部には、特許取得の自動巻きムーヴメント“Cal.ROCS 7”を搭載。オイルに内包されたキャリバーは実質浮かんでおり、独自の磁気伝達システムによって、文字盤上の要素を正確に同期させることができる。
ブレスレットもケースと同じグレード5チタン製だ。人間工学に基づき設計されたデプロワイアントクラスプで、腕のサイズに合わせてアジャストし、洗練性と快適性のバランスが考慮されている。
なおレッセンス創立15周年記念限定モデルの“Type 7 XV”は、2025年のみの販売で世界販売数は80本。価格はどちらも673万2000円となっている。
【画像】色違いで2モデル展開、新作“Type 7”のデザインを見比べる
【問い合わせ先】
レッセンス/DKSH マーケットエクスパンションサービスジャパン
cg.csc1@dksh.com
※問い合わせはメールにて対応
文◎Watch LIFE NEWS編集部
【そのほかのニュースもチェック！】
■国産ブランド、カシオ新作【オールブラックで2機種】タフソーラー搭載、“エディフィス”カーボンウオッチ
■【老若男女におすすめ！中性的デザインのG-SHOCK】かっこよさとかわいさを両立する４モデルを厳選！｜性別の垣根を超える腕時計 No.003
■人気のブラックモデルも【軽くて強い“グレード5チタン”クロノグラフ】型違いで2機種、スイス時計ブランド“ノルケイン”新作