スイスの独立系ブランド“ローラン・フェリエ”は、2024年にオンライン限定で販売されたセリエ・アトリエ」コレクション第6弾を、新たにレギュラーモデルとして追加。ホライゾンブルーの文字盤を持つ新作クラシック・オート ホライゾンをリリースした。
新しく加わったコレクションの名称は、“クラシック・オート”。同ブランドのアイコニックなコレクション“スポーツ・オート”と同じ自動巻きキャリバーを搭載していることから“オート”を受け継ぎ、名付けられた。さらに同コレクションのケースが、19世紀の懐中時計にインスパイヤされた、“ぺブル（小石）”を思わせるクラシックなラウンド型であることも、コレクション名の由来となっている。
■Ref.LCF046.AC.CG1。SS（40mm径）。3気圧防水。自動巻き（Cal.LF270.01）。841万5000 円（ピンバックル仕様）、869万円（フォールディングクラスプ仕様）
Laurent Ferrier（ローラン・フェリエ）
Classic Auto Horizon（クラシック・オート ホライゾン）
新作を彩る文字盤のホライゾンブルーは、同ブランドの代表であるローラン・フェリエが日頃からオマージュを捧げる自然からインスピレーションを得たもの。シルバーのガルバニックコーティングを施した下地に、半透明のブルーラッカーを繊細に重ねていくことで、柔らかなブルーの色調を生み出している。光の加減により、ほのかに現れるパープルのニュアンスが文字盤に奥行きをもたらし、夢や瞑想から得られる安らぎの世界や、創業者である時計職人の内面に宿る創造の才気をも想起させる。
【画像】“ローラン・フェリエ”新作、美しいブルーの文字盤を別アングルから見る
文字盤は表面に地平線を思わせる垂直方向のサテン仕上げ、外周のミニッツトラックにはサーキュラーサテン仕上げを施している。“スポーツ・オート”コレクションのデザインコードを引き継いだデイト表示窓は、開口部にプレス加工による緻密な成形で緩やかなスロープ状の傾斜が設けられ、繊細なダークブルーによる縁取りが、視認性を高めている。
この美しい文字盤には、同ブランドを象徴するホワイトゴールド製アセガイ型の針（時針、分針）を配し、ホワイトゴールド製ドロップ型インデックスが文字盤全体の調和を図っている。文字盤センターに針を引き立たたせるクロスライン、スネイル仕上げを施した6時位置のスモールセコンドには、ダークブルーの目盛りとホワイトゴールド製バトン型針を合わせ、全体にアクセントを加えている。
ムーヴメントは、ローラン・フェリエが“スポーツ・オート”のために開発した最新の自動巻き“Cal.LF270.01”を搭載。スポーツシリーズ用に設計された堅牢な作りのため、日常使いにも適している。パワーリザーブは約72時間。スイスレバー脱進機とオフセンターのマイクロローターを備え、衝撃や振動への耐性を大幅に向上させた、片方向巻き上げのラチェット式ボールベアリングを採用している。
プラチナ950 製の新ローターは、鳥のくちばしのような形状のローターブリッジと、鳥の羽を思わせる新しいモチーフのエングレービングが双方のデザインを引き立て合っている。ローターブリッジは、部品の角を落として丸みを持たせた後に、面取り面をジャンシャン（リンドウの木）とダイヤモンドペーストで仕上げ、表面にはポリッシュ仕上げを施している。
自社工房での丹念な手仕事によって仕上げられたムーヴメントには、内角を持つ部品が点在しているのが特徴だ。亜鉛ポリッシュ仕上げ、サテン仕上げ、サーキュラーグレイン仕上げが多数施されており、すべてのブリッジにロジウムメッキとコート・ド・ジュネーブ仕上げがなされている。審美性に優れたムーヴメントは、シースルーバックから鑑賞することできる。
【画像】“ローラン・フェリエ”新作“クラシック・オート ホライゾン”を別アングルから見る
【問い合わせ先】
スイスプライムブランズ
TEL.03-6226-4650
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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